好きになった人は有名人!?
「ありがとう!

それで、俺の動画の制作を手伝ってもらえないかな?」

「え?私が...?」

「うん、ちょうど一人手伝ってもらえる人ほしかったんだ。

もちろん、給料も渡すし舞ちゃんか嫌でなければだけど」


別に人手不足でもないし、ほんとは探してたわけでもない。

ただ、舞ちゃんの傍にいたかっただけ。


「私なんかが...」

「舞ちゃんだから、お願いしてるんだけど...」

「私でよければ、ぜひ!」

「ありがとう!詳しくは明日話そう。

今日は疲れたでしょ?」

「あ、はい...」

「この部屋使っていいから、休んでいきなよ」


俺は、一安心していた。

断られなかったから。


「いいんですか?」

「うん、もちろん」

「ありがとうございます」


お礼を言う舞ちゃんに「おやすみ」と言って、部屋を後にした。
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