波間に揺れる白い星
星空の約束
雨が止んで空が晴れ渡った。
目が覚めてしまった恭介は外に行った。
そこで美咲が庭で星を眺めているのを見つけた恭介は、そっと声をかけた。
「まだ寝てなかったの?」
「うん。目が覚めちゃって」
「俺も。また星見てるの?」
「うん。今日みたいな雨の後の空って、すごく星が綺麗なんだよ。」
恭介は美咲の隣に座り、同じように空を見上げた。満天の星が広がり、風が心地よく吹いている。
「ほんとだね…とっても綺麗だ。」