波間に揺れる白い星





「……俺、美咲ちゃんがここにいなくなるの、嫌だよ。」


「え?」


美咲は驚いたように目を見開いた。


「俺、美咲ちゃんがいなくなるなんて考えたくない。ずっと、ここにいてほしい。」


「でも、私……。」


「だったら……俺が会いに行くよ。美咲ちゃんがどこに行っても、俺が絶対に会いに行く。」



恭介の真剣な声に、美咲はしばらく何も言えなかった。















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