波間に揺れる白い星
 





美咲はそう言いながら窓を開け、外に広がる景色を見つめた。


葉っぱについた雨粒がキラキラと光を反射し、庭がいつもより鮮やかに見える。




「こんな日は、どこか出かけたくなるよね。」




「そうだな。どこか行く?」




「うん。恭介くん、どこか行きたい場所ある?」




恭介は少し考え込んだ。


沖縄に来てから色々な場所を見てきたが、美咲と一緒にいるならどこでもいいと思った。














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