波間に揺れる白い星





「……ありがとう。そう言ってくれるだけで、すごく嬉しい。」



恭介は少し考え込み、意を決して口を開いた。



「俺さ、美咲ちゃんを東京に連れて行きたいって思ってるんだ。」



「えっ……?」



美咲は目を丸くした。



「もちろん、急に決められることじゃないのは分かってる。でも、もし美咲ちゃんが東京に来てくれるなら、俺は全力で支えるよ。」




「……恭介くん。」









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