求職令嬢は恋愛禁止な竜騎士団に、子竜守メイドとして採用されました。
今ではほぼ全員が飛べるようになってきた子竜たちも、深夜に食事することもなくなり、睡眠時間もどんどん長くなっているので、夕方に寝藁を替えたところで眠り出し私たちはそれを確認して部屋へと戻っていた。
当初の話にあった通り、子竜守の仕事は一年の中あの二ヶ月間が一番大変で、逆に言うと他の十ヶ月はそれほどは忙しくないということだった。
「……あれで、わからないと思う方が、おかしいと思うがね」
呆れたような面白そうな表情でジリオラさんは答え、これまでにバレてはいないだろうと思って居た私は、なんだか恥ずかしくなってしまった。
「そっ……そうですかね」
やはり、嘘をつくことに慣れていない私のせいだろうか……けれど、ジリオラさんの話では、私たちは契約とは言え結婚しているので、バレてしまっても大丈夫だということ……?
「ジルベルト殿下については、気にすることはないよ。両陛下は私に何かすれば、絶対に黙っていない。それは、あの子も良く承知しているだろうからね」
「あの……もしかして、何かあるんですか?」
当初の話にあった通り、子竜守の仕事は一年の中あの二ヶ月間が一番大変で、逆に言うと他の十ヶ月はそれほどは忙しくないということだった。
「……あれで、わからないと思う方が、おかしいと思うがね」
呆れたような面白そうな表情でジリオラさんは答え、これまでにバレてはいないだろうと思って居た私は、なんだか恥ずかしくなってしまった。
「そっ……そうですかね」
やはり、嘘をつくことに慣れていない私のせいだろうか……けれど、ジリオラさんの話では、私たちは契約とは言え結婚しているので、バレてしまっても大丈夫だということ……?
「ジルベルト殿下については、気にすることはないよ。両陛下は私に何かすれば、絶対に黙っていない。それは、あの子も良く承知しているだろうからね」
「あの……もしかして、何かあるんですか?」