求職令嬢は恋愛禁止な竜騎士団に、子竜守メイドとして採用されました。
元々は金髪であっただろう髪の毛が白っぽくなっていて、それを頭の後ろで無造作に纏めていた。何故か、白一色のやけに簡素な服に身を包んでいた。
「この子は、ウェンディ。今日からジリオラについて、子竜守見習いになる。君の後釜を探し続けていたけど、ようやく見つかったんだよ!」
セオドアはジリオラさんへとにこにこと機嫌良く笑いかけ、そんな彼を見て眉を寄せていた。
「また、何でも面白そうにして……あんたは本当に、残念な男だねえ。そういうところがなければ、あのユーシスにだって勝てるかもしれないのに。なんだか、惜しい子だよ」
「僕はユーシスに勝ちたいなんて一度も思ったことはないから。これで良いのさ。礼はないの? ジリオラだって、後継者が必要だろうと思って、僕もユーシスを説得するのを頑張ったんだよ」
両手を上げて肩を竦めたセオドアに、嫌な顔をしながらジリオラさんは私へと近付いて来た。
「勝手に人を年寄り扱いするんじゃないよ。まだまだ動けるよ……私の後釜って、この子かい」
「彼女はウェンディ。ジリオラの後継者らしく、とっても可愛いだろう?」
「この子は、ウェンディ。今日からジリオラについて、子竜守見習いになる。君の後釜を探し続けていたけど、ようやく見つかったんだよ!」
セオドアはジリオラさんへとにこにこと機嫌良く笑いかけ、そんな彼を見て眉を寄せていた。
「また、何でも面白そうにして……あんたは本当に、残念な男だねえ。そういうところがなければ、あのユーシスにだって勝てるかもしれないのに。なんだか、惜しい子だよ」
「僕はユーシスに勝ちたいなんて一度も思ったことはないから。これで良いのさ。礼はないの? ジリオラだって、後継者が必要だろうと思って、僕もユーシスを説得するのを頑張ったんだよ」
両手を上げて肩を竦めたセオドアに、嫌な顔をしながらジリオラさんは私へと近付いて来た。
「勝手に人を年寄り扱いするんじゃないよ。まだまだ動けるよ……私の後釜って、この子かい」
「彼女はウェンディ。ジリオラの後継者らしく、とっても可愛いだろう?」