求職令嬢は恋愛禁止な竜騎士団に、子竜守メイドとして採用されました。
13 誰か
風邪をひいていた子竜看病して、私が徹夜することになり明けた朝。
子竜守として出勤するよりも、かなり早い時間からジリオラさんが様子を見に来てくれて、体調が良くなった子竜をのお世話を引き取ってくれることになった。
「おや……熱も下がって、すっかりと良くなったみたいだね」
「はい。良かったです」
本当に良かった。風邪で死ぬなんて大袈裟な……と、子育てをしていない人は思ってしまうかもしれないけれど、必要な栄養が補給が出来なければ、か弱い赤ちゃんは死んでしまうのだ。
「そうかい。お疲れ様だったね。これから先、同じようなことがあっても、日中の子竜守だって大事な訳だから、誰かにやって貰う事になるかもしれないけど、自分がやった事があるのとないのとでは、全く事情が違ってくるからね」
「……はい。とても、良い経験になったと思います」
私もミルクを飲ませなくてはと徹夜していたけれど、眠れなかったという事は体調が悪い子竜だって同じだった。
止まらない荒い息を吐いて、熱も高くなり吐き気も出たのか、気持ち悪そうにしていたし、薬も効いて症状も落ち着いている今、ようやくこの子も睡眠を取ることが出来ているのかもしれない。
子竜守として出勤するよりも、かなり早い時間からジリオラさんが様子を見に来てくれて、体調が良くなった子竜をのお世話を引き取ってくれることになった。
「おや……熱も下がって、すっかりと良くなったみたいだね」
「はい。良かったです」
本当に良かった。風邪で死ぬなんて大袈裟な……と、子育てをしていない人は思ってしまうかもしれないけれど、必要な栄養が補給が出来なければ、か弱い赤ちゃんは死んでしまうのだ。
「そうかい。お疲れ様だったね。これから先、同じようなことがあっても、日中の子竜守だって大事な訳だから、誰かにやって貰う事になるかもしれないけど、自分がやった事があるのとないのとでは、全く事情が違ってくるからね」
「……はい。とても、良い経験になったと思います」
私もミルクを飲ませなくてはと徹夜していたけれど、眠れなかったという事は体調が悪い子竜だって同じだった。
止まらない荒い息を吐いて、熱も高くなり吐き気も出たのか、気持ち悪そうにしていたし、薬も効いて症状も落ち着いている今、ようやくこの子も睡眠を取ることが出来ているのかもしれない。