泡沫の恋
「…朔夜は、恋したことある?」
そう口に出してハッとした。今私こいつに何聞いた?完全に気が抜けてた。
朔夜の方を恐る恐る見ると、はあ?と言いたげな顔でこちらを見ている。ああ、もう何でこんな男にそんな質問したんだ私…。
「何そのアホみたいな質問」
「ちょっと気になっただけ!」
「…無いよ。てかこの世界にいると大事なもんが出来ても困るだけだろ。」
そう言って溜息を吐いて変わらずスマホに視線を落とす。
そういう人なのも分かってたけど、朔夜でも誰かに焦がれる程の恋をした事があるのか気になってしまった。私がそういう恋をしたいから憧れて、した事があるならどういう感じなのか教えてほしかった。
いつか私にもそんな恋が出来る時が来るのか。
そう口に出してハッとした。今私こいつに何聞いた?完全に気が抜けてた。
朔夜の方を恐る恐る見ると、はあ?と言いたげな顔でこちらを見ている。ああ、もう何でこんな男にそんな質問したんだ私…。
「何そのアホみたいな質問」
「ちょっと気になっただけ!」
「…無いよ。てかこの世界にいると大事なもんが出来ても困るだけだろ。」
そう言って溜息を吐いて変わらずスマホに視線を落とす。
そういう人なのも分かってたけど、朔夜でも誰かに焦がれる程の恋をした事があるのか気になってしまった。私がそういう恋をしたいから憧れて、した事があるならどういう感じなのか教えてほしかった。
いつか私にもそんな恋が出来る時が来るのか。