年下の彼氏♪



だから、見間違いかな?


そう思うことにした。


「速水クン」


そう呼ぶと、優しく微笑んでくれる。


その瞬間がたまらなく好き。


「どうしたの?沙羅さん」


ううん。


何も言わなかった。


この瞬間のときだけは、何も考えなくて済んだから。


少し寄り添う沙羅。


その行動に、目を丸くする。


そして、赤くなった。


・・・初々しい恋人だ。





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