年下の彼氏♪
その行動をされて、少し驚いているだろう。
少し、眉が上がっている。
「先生・・・。いや、浩輔さん」
五十嵐先生の名を呼ぶ緋那。
その言葉に少し反応した。
そのまま押し倒すような形で、先生に思いっきり抱きついた。
もう離さないと言うように。
その突然の行動なのに、先生は何も言わなかった。
そして、何もなかった。
すこし、理科室の花壇から何か小さな音が聞こえた。
その音を二人とも拾うことはなかった。