年下の彼氏♪




「でも、違う。そうでしょう」


眼鏡の奥の眸が笑っていない。


「知っているのよ」


何も言わない私を見て、ため息をついた。


「あの人は、私のこと綺麗と言った」


綺麗・・・?


「お世辞でも嬉しかった」


そのことを思い出しているだろう。


ほんのり赤く染まっている頬。


「でも、あの人は私のこと見捨てた。他の女と婚約までした」


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