年下の彼氏♪
「あの人と、釣り合わせようと努力した」
「しかし、あの人は私を捨てた。だから、綺麗になったのに」
呟きのように言う。
きれいになったのに・・・
きれいになったのに・・・
きれいになったのに・・・
「全て無駄だった。結局は、お金持ちと美しさのほうにいった」
その言葉が胸に刺さる。
「荻原さんはずるいわ。お金持ちで、頭が良い。そして、美人。生まれ持った才能かしら」
その言葉は皮肉と憎しみが込められていた。