はわわって言えばなんとかなると思ってた~拗らせ次期宰相からの執愛はウザい!~
(右前方は最近事業の投資に失敗した伯爵家長男、却下! 前方直進は遊び人の公爵家次男、保留! 左側は婚約者のいる王太子……却下よ却下! 愛人じゃ借金は返せないもの!)
瞬時にそこまで考え保留目指して確実に三歩半進み、計画的うっかりで公爵家次男へとぶつかった。
「はわわぁ~っ、ごめんなさぁい☆ トレイシー、さっきのジュースを飲んでから体が熱くってぇ」
「ト、トレイシー嬢っ!?」
「はわわ……」
これでもかと次男の腕に自慢のおっぱいを押し付けきゅるんきゅるんと彼を見上げると、一気に次男の頬が赤く染まる。
チョロイ? いいえ、違うわ。私の『はわわ』に勝てる男なんてこの世にはいないのよ。
そう内心でほくそ笑み「計画通り」と黒い笑顔を浮かべながら、そんな本心は完璧に隠し私の全身で気張って顔をより赤くする。
(どうする? 彼で決めてしまう?)
そんな自問自答しながら次男の身に着けているものを食い入るように至近距離でしっかりと確認した。
(服は上質、合格点。装飾品のレベルは――ダメ! 銀がくすんでるわ、それに宝石も比較的安価で手に入るトパーズじゃない!)
瞬時にそこまで考え保留目指して確実に三歩半進み、計画的うっかりで公爵家次男へとぶつかった。
「はわわぁ~っ、ごめんなさぁい☆ トレイシー、さっきのジュースを飲んでから体が熱くってぇ」
「ト、トレイシー嬢っ!?」
「はわわ……」
これでもかと次男の腕に自慢のおっぱいを押し付けきゅるんきゅるんと彼を見上げると、一気に次男の頬が赤く染まる。
チョロイ? いいえ、違うわ。私の『はわわ』に勝てる男なんてこの世にはいないのよ。
そう内心でほくそ笑み「計画通り」と黒い笑顔を浮かべながら、そんな本心は完璧に隠し私の全身で気張って顔をより赤くする。
(どうする? 彼で決めてしまう?)
そんな自問自答しながら次男の身に着けているものを食い入るように至近距離でしっかりと確認した。
(服は上質、合格点。装飾品のレベルは――ダメ! 銀がくすんでるわ、それに宝石も比較的安価で手に入るトパーズじゃない!)