はわわって言えばなんとかなると思ってた~拗らせ次期宰相からの執愛はウザい!~
私を抱き上げたまま歩き出したリチャードが向かうのは、大きなベッドだった。
ベッドへとまるで自身が宝物になったと錯覚するほど丁寧に下ろされた私に、そのままリチャードが覆いかぶさってくる。そして彼の指が私のドレスの胸元へと引っ掻けられた。
「待っ」
「待たないよ」
言いながらグッとドレスを引き下げられると、私の胸がぶるりとまろび出た。
咄嗟に両腕で胸を隠そうとするが、すかさず自身の両手で私の腕をシーツに縫い留めたリチャードが口づける。
「あのさ。俺が弱いのお酒じゃないから」
「で、でも」
「ずっと好きだった子に上に乗られて赤くならない男なんていないっての」
いつもの飄々とした彼ではなく、どこかいじけたような表情でそんなことを言われ、痛いくらいに心臓が跳ねた。
(好き? リチャードが、私を? しかも、ずっと?)
そんなはずはないと思う反面、それが本当なら嬉しいと思う自分に戸惑い私はただ口をハクハクと動かしてしまう。
下から持ち上げるようにやわやわと彼が胸を揉み始める。私の両手は自由になったが、どうしてか隠そうという気持ちにはならなかった。
ベッドへとまるで自身が宝物になったと錯覚するほど丁寧に下ろされた私に、そのままリチャードが覆いかぶさってくる。そして彼の指が私のドレスの胸元へと引っ掻けられた。
「待っ」
「待たないよ」
言いながらグッとドレスを引き下げられると、私の胸がぶるりとまろび出た。
咄嗟に両腕で胸を隠そうとするが、すかさず自身の両手で私の腕をシーツに縫い留めたリチャードが口づける。
「あのさ。俺が弱いのお酒じゃないから」
「で、でも」
「ずっと好きだった子に上に乗られて赤くならない男なんていないっての」
いつもの飄々とした彼ではなく、どこかいじけたような表情でそんなことを言われ、痛いくらいに心臓が跳ねた。
(好き? リチャードが、私を? しかも、ずっと?)
そんなはずはないと思う反面、それが本当なら嬉しいと思う自分に戸惑い私はただ口をハクハクと動かしてしまう。
下から持ち上げるようにやわやわと彼が胸を揉み始める。私の両手は自由になったが、どうしてか隠そうという気持ちにはならなかった。