あたしの愛を受け取りやがれ!〜ひなのと彼女の物語〜
1週間スルー
しかし、問題はここから先だった。
ひなのは完全に舞い上がっていたことを、後から知ることになる。
それは彼女に「仕事どう?難しそう?」ってDMしたときのことだ。
その返事は「難しいけど楽しいよ!趣味が合う人と飲みにも行ってるよ」とのことだった
。ひなのはさらに聞いてみた。
「趣味は何なの~~?」てね。
しかし、それに対してなんと!!!
返事がなかったのだ!!!
なんでそんなに驚いたかというと、疑問形で送ったから必ず返してくれるだろう、と思っていたからだった。それなのに、返ってこなかったから、カナリ驚いたわけなのさ。
「普通、疑問形で終わってたら、返さない??
でもな……。ネットとかで見ると、そういう人もいるってことで、みんながみんな疑問形で送ったのに対して、返してくれるとは限らないみたいだからな」
とは思ったが、ひなのは残念に感じてしまっていた。
だって、質問に対して返ってこないって、無視されてるみたいに感じるじゃん。
「わたしのこと、嫌いなのかな?何か悪いこと言ったんだろうか?」
そこまで自分を追い詰めてしまっていた気がした。
そんなショックと疑問を感じながらも、ひなのは勇ましく??粘り強く??彼女にDMし続けた。
次に送ったDMはこう。
い~い?少し長いから、覚悟しな? 笑
「お疲れ様~。あのさ、柚果はわたしが思うほど弱くはないのかもしれない。
でも、しんどいときは弱くなったっていい。
わたしはまだ柚果のことよく知らないけど、弱いとこ見せていいよ。
しんどいなら、しんどいって言っていい。
泣きたいときは泣いていい。
どんな柚果も受け止めるから。
×××これ、私のラインIDだから、何かあったら話して。いつでも話聞くから。
返信いらないよ。読んでくれてありがとう」
ってな感じで。
「自分で言うのもなんだけど、なかなか良い文章を作れたんじゃない?」とひなのは思った。
なんでここまでの文章が作れたかというと、日々、頭に浮かぶ溢れる思いを、スマホのメモ帳に書き留めて、心に響く文章を作ってから、のちのち送る、というスタイルを取っていたから。
そうすれば、伝えたい気持ちをしっかり、伝えられるから。余すことなく、ね♪
そんなこんなで、日頃思っていたけど伝えられないでいた気持ちを伝えられ、ひなのは一種の達成感に浸っていた。
これに対しては、1週間の間、なんの音沙汰もなかった。まぁ確かに、スルーしても良いかな、と思うような内容だったけど、ひなのはなぜか寂しかった。
そしてそのあと……。
忘れたころに突然、赤いハートのリアクションだけがポツンと届いた。
ひなのは正直
「え??」って思ったの。
だって、1週間後だよ?すっかり忘れてたよ。そんなときに?
嬉しいんだかそうじゃないんだか、ひなのには分からなかった。
ひなのは
「リアクションなんて読んだらすぐに押せばいいだけなのに。なんで??」って思ったのさ。
「そんな簡単なこと、なんですぐにできないんだろう?」って。
「分かってる。人それぞれ違うんだから仕方ない」とも思った。
でもやっぱりさ、悲しいよね。
そんな、1週間後にリアクション1つだなんて。
しかも、自分が心を込めて作った文章だったから余計に。
でも、それはひなのが勝手に送ったものだったから、それはそれでしょうがない、とも思った。
いろんな感情が渦巻いて、ひなのはしばらくずっと、モヤモヤしていた。
これが思えば「1週間スルー」の始まりだったのかもしれない。
次もひなのは、粘り強く送り続けた。
普通なら「それくらいでやめたら?」ってとこだったけど、どうしても日に日に伝えたいことが増えていく。それを伝えずにはいられなかった。
「お疲れ様!わたしさ~、柚果と恋バナしたり、いろいろ話してみたかったんだよね~!
だからよかったら、通話しない?仕事の話も聞きたいし。
返事はいつでも大丈夫だよー!」
そしたらこれも!!
1週間スルーののちのリアクション1つだけだった。
立て続けにスルーされ、ひなのはショックを隠せず、またいろんなことを考えてしまった。
「あ~たぶんね、私が気にしぃだからリアクションが遅いとか、そんなんでショックを受けてるんだろうな。ほかの人は平気なんだろうな」とかね。
でも「自分は自分だからショックなのも仕方ないよな」と思ったりもしてね。
辛くなったひなのは、しばらく彼女に関わるのはよそうと思ったらしく、彼女のエックスの投稿を見るのを辞め、もちろんDMを送るのも辞めた。
ひなのは完全に舞い上がっていたことを、後から知ることになる。
それは彼女に「仕事どう?難しそう?」ってDMしたときのことだ。
その返事は「難しいけど楽しいよ!趣味が合う人と飲みにも行ってるよ」とのことだった
。ひなのはさらに聞いてみた。
「趣味は何なの~~?」てね。
しかし、それに対してなんと!!!
返事がなかったのだ!!!
なんでそんなに驚いたかというと、疑問形で送ったから必ず返してくれるだろう、と思っていたからだった。それなのに、返ってこなかったから、カナリ驚いたわけなのさ。
「普通、疑問形で終わってたら、返さない??
でもな……。ネットとかで見ると、そういう人もいるってことで、みんながみんな疑問形で送ったのに対して、返してくれるとは限らないみたいだからな」
とは思ったが、ひなのは残念に感じてしまっていた。
だって、質問に対して返ってこないって、無視されてるみたいに感じるじゃん。
「わたしのこと、嫌いなのかな?何か悪いこと言ったんだろうか?」
そこまで自分を追い詰めてしまっていた気がした。
そんなショックと疑問を感じながらも、ひなのは勇ましく??粘り強く??彼女にDMし続けた。
次に送ったDMはこう。
い~い?少し長いから、覚悟しな? 笑
「お疲れ様~。あのさ、柚果はわたしが思うほど弱くはないのかもしれない。
でも、しんどいときは弱くなったっていい。
わたしはまだ柚果のことよく知らないけど、弱いとこ見せていいよ。
しんどいなら、しんどいって言っていい。
泣きたいときは泣いていい。
どんな柚果も受け止めるから。
×××これ、私のラインIDだから、何かあったら話して。いつでも話聞くから。
返信いらないよ。読んでくれてありがとう」
ってな感じで。
「自分で言うのもなんだけど、なかなか良い文章を作れたんじゃない?」とひなのは思った。
なんでここまでの文章が作れたかというと、日々、頭に浮かぶ溢れる思いを、スマホのメモ帳に書き留めて、心に響く文章を作ってから、のちのち送る、というスタイルを取っていたから。
そうすれば、伝えたい気持ちをしっかり、伝えられるから。余すことなく、ね♪
そんなこんなで、日頃思っていたけど伝えられないでいた気持ちを伝えられ、ひなのは一種の達成感に浸っていた。
これに対しては、1週間の間、なんの音沙汰もなかった。まぁ確かに、スルーしても良いかな、と思うような内容だったけど、ひなのはなぜか寂しかった。
そしてそのあと……。
忘れたころに突然、赤いハートのリアクションだけがポツンと届いた。
ひなのは正直
「え??」って思ったの。
だって、1週間後だよ?すっかり忘れてたよ。そんなときに?
嬉しいんだかそうじゃないんだか、ひなのには分からなかった。
ひなのは
「リアクションなんて読んだらすぐに押せばいいだけなのに。なんで??」って思ったのさ。
「そんな簡単なこと、なんですぐにできないんだろう?」って。
「分かってる。人それぞれ違うんだから仕方ない」とも思った。
でもやっぱりさ、悲しいよね。
そんな、1週間後にリアクション1つだなんて。
しかも、自分が心を込めて作った文章だったから余計に。
でも、それはひなのが勝手に送ったものだったから、それはそれでしょうがない、とも思った。
いろんな感情が渦巻いて、ひなのはしばらくずっと、モヤモヤしていた。
これが思えば「1週間スルー」の始まりだったのかもしれない。
次もひなのは、粘り強く送り続けた。
普通なら「それくらいでやめたら?」ってとこだったけど、どうしても日に日に伝えたいことが増えていく。それを伝えずにはいられなかった。
「お疲れ様!わたしさ~、柚果と恋バナしたり、いろいろ話してみたかったんだよね~!
だからよかったら、通話しない?仕事の話も聞きたいし。
返事はいつでも大丈夫だよー!」
そしたらこれも!!
1週間スルーののちのリアクション1つだけだった。
立て続けにスルーされ、ひなのはショックを隠せず、またいろんなことを考えてしまった。
「あ~たぶんね、私が気にしぃだからリアクションが遅いとか、そんなんでショックを受けてるんだろうな。ほかの人は平気なんだろうな」とかね。
でも「自分は自分だからショックなのも仕方ないよな」と思ったりもしてね。
辛くなったひなのは、しばらく彼女に関わるのはよそうと思ったらしく、彼女のエックスの投稿を見るのを辞め、もちろんDMを送るのも辞めた。