あたしの愛を受け取りやがれ!〜ひなのと彼女の物語〜
心配したのに……。
そんなこんなで3週間が経ったころ。
ひなのがエックスに投稿したもの(○が美味しい)に対して、柚果がいいね、をよこした。
ひなのは「ん??突然どうした?」って、思ったの。
それで急いで、彼女のエックスの投稿を見に行った。そしたら、だいぶ荒れていて不安定な心を表す投稿をしていた。
ものすごくしんどそうだった。
とにかく、苦しそうだった。だから
「こんなの読んだら、いてもたってもいられないじゃあないか~!!!」
ってことで、ひなのはまたすぐにDMを送った。
「久しぶり!最近の投稿見た。なんか、しんどそうだね。愚痴聞くよ!いくらでも」
すると彼女から、珍しくすぐ返事が返ってきた。
どうやら、生理中だったから、イライラが溜まっていたらしい。
ひなのはすぐに返事を返した。
「な〜んだ、それならいいけどさ〜。仕事はどう?慣れた?」ってね。
そしたら~~~!!!なんとおお~~~!!
また、スルーだった。泣
これさ~、ひなの撃沈じゃんね。泣
やっと返事が来たと思って、嬉しくてまた疑問形で送ったのに、返ってこないなんてさ。
なんていうか……。
「期待させられては、落とされるっていうのか?こういうのは!!!」
と思った。
このやり場のない気持ちをどうしていいのか、ひなのには到底分かるはずもなかった。
とにかく、悲しい、の一言だった。
「これで、もう懲りた。もう終わり。これ以上DMは送らない」
そう思っていたのに……。
や~っぱりひなのは、気になって次も送ってしまったよね〜。
「意志が弱いね~ひなのちゃんは!」なんて、心の中で、思ったんじゃない?
でも、ひなのはこうも思った。
「意思が弱くたって、そんなの関係ない。私は送りたいから送る。自分の気持ちに正直になろう」ってね。
で、ひなのが送った何度目かしらん、DM。ね。
「本当に、大丈夫かい~~~!!心配ばっかでごめんね。でも、してしまうわ。
無理すんなよ~、何があったかは知らないけど、話したくなったら、声かけてな~!
ゆっくり休んで!返事はいらないよ~!!
私では力になれないかもしれないけど、心配してるやつがここにいるってことだけ、覚えといて~~。
絶対、一人じゃないからね!おやすみ~」
そしたら、それに対してもお決まりの
「時間経ってからのリアクション」1つだった。
ひなのは思った。
「私が求め過ぎているんだろうか?
私の考え方に問題があるんだろうか?」ってね。
「そもそもさ、スルーされてもいちいち気にしなければいいのさ。
もっと強い人間なら、こんな風にも思わないしさ。
きっと私の考え方が、捉え方がダメなんだろう」とも思った。
その考えがひなのの心をさらに、マイナス地獄に連れて行った。
ひなのはいい加減やめよう、もう送らない、そう決めた。
「もうこれ以上、ショックを受けたり、傷ついたりしたくない。自分を犠牲にしてまで、そんなことをする必要はない」って。
そう思っていたのだけれど……。
やっぱりそんなの、消え失せたよね~。
「ひなのってほんとに意思が弱いねぇ」って自分で改めて思ったみたいだよ。
数日後、柚果のエックスにまた、心配な投稿が上がった。それは、夜眠れなくなった、というものだった。
ひなのはやっぱり心配してしまって、こんな風に送った。
「眠れなくなっちゃったか〜!辛いね。一睡もできてないの??」
これは、ひなのなりに本当に心配して送ったものだった。
だって、ひなの自身が不眠になる辛さを知っていたから。
実はひなのは20歳の大学1年の冬に、ひどい鬱になってしまった。
そのきっかけは、一番仲良くしていた友達が急に病気になって、休学することになったこと。
そのことでひとりぼっちになった気分になり、そこから一気に不眠と鬱の症状が出たらしい。
今思えば、それさえも、ひなの自身の心の弱さからくるものだと、ひなのは感じていた。
不眠になったひなのは、自分の部屋で鬱状態で過ごすことになった。
それが2週間くらい続いただろうか。
眠れなくなったひなのの精神状態は、最悪なものだった。
眠れなくなると肉体的なものだけでなく、精神的なものまでもやられる。
それをそのときに身に染みて、感じていた。
だから彼女の辛さが分かる。
そう思ったから、DMした。でもね、これに対しても返事はこなかったのだ。
ひなのは
「なんで返事が来ないのに、こんな風に何度も送ってしまうんだろうか?」と自分でも謎で仕方なかった。そんなに毎回傷つくならば、もうやめた方がいいに決まっているのに。
だが、もうこのころにはきっと、彼女に心を奪われていたのだろう。
ひなのは後からそう思った。
さすがに今回のはカナリ、ショックだったみたい。
だって、心配したものに対して返ってこなかったんだもん。
なんだかいつも以上に悲しかった。
「仕事どう?」とかとは、また種類が違うよね。
心配してくれている人の気持ちをスルーするってのは正直、がっかりだった。
まぁもちろん、これはひなのが好きでやったわけだから、相手がどう思ってどんな行動を取るかなんて、それはその人の自由なんだけどね。
このことが一番の痛手になり
「もう2度と送らない。次の彼女の誕生日にDMを送ったあとは……」ってひなのは誓った、けど……。
結局、この後も送るんだけどね。
まぁみなさん、お察しの通りでございます。笑
でも、もう少し、付き合って頂戴♡
ひなのがエックスに投稿したもの(○が美味しい)に対して、柚果がいいね、をよこした。
ひなのは「ん??突然どうした?」って、思ったの。
それで急いで、彼女のエックスの投稿を見に行った。そしたら、だいぶ荒れていて不安定な心を表す投稿をしていた。
ものすごくしんどそうだった。
とにかく、苦しそうだった。だから
「こんなの読んだら、いてもたってもいられないじゃあないか~!!!」
ってことで、ひなのはまたすぐにDMを送った。
「久しぶり!最近の投稿見た。なんか、しんどそうだね。愚痴聞くよ!いくらでも」
すると彼女から、珍しくすぐ返事が返ってきた。
どうやら、生理中だったから、イライラが溜まっていたらしい。
ひなのはすぐに返事を返した。
「な〜んだ、それならいいけどさ〜。仕事はどう?慣れた?」ってね。
そしたら~~~!!!なんとおお~~~!!
また、スルーだった。泣
これさ~、ひなの撃沈じゃんね。泣
やっと返事が来たと思って、嬉しくてまた疑問形で送ったのに、返ってこないなんてさ。
なんていうか……。
「期待させられては、落とされるっていうのか?こういうのは!!!」
と思った。
このやり場のない気持ちをどうしていいのか、ひなのには到底分かるはずもなかった。
とにかく、悲しい、の一言だった。
「これで、もう懲りた。もう終わり。これ以上DMは送らない」
そう思っていたのに……。
や~っぱりひなのは、気になって次も送ってしまったよね〜。
「意志が弱いね~ひなのちゃんは!」なんて、心の中で、思ったんじゃない?
でも、ひなのはこうも思った。
「意思が弱くたって、そんなの関係ない。私は送りたいから送る。自分の気持ちに正直になろう」ってね。
で、ひなのが送った何度目かしらん、DM。ね。
「本当に、大丈夫かい~~~!!心配ばっかでごめんね。でも、してしまうわ。
無理すんなよ~、何があったかは知らないけど、話したくなったら、声かけてな~!
ゆっくり休んで!返事はいらないよ~!!
私では力になれないかもしれないけど、心配してるやつがここにいるってことだけ、覚えといて~~。
絶対、一人じゃないからね!おやすみ~」
そしたら、それに対してもお決まりの
「時間経ってからのリアクション」1つだった。
ひなのは思った。
「私が求め過ぎているんだろうか?
私の考え方に問題があるんだろうか?」ってね。
「そもそもさ、スルーされてもいちいち気にしなければいいのさ。
もっと強い人間なら、こんな風にも思わないしさ。
きっと私の考え方が、捉え方がダメなんだろう」とも思った。
その考えがひなのの心をさらに、マイナス地獄に連れて行った。
ひなのはいい加減やめよう、もう送らない、そう決めた。
「もうこれ以上、ショックを受けたり、傷ついたりしたくない。自分を犠牲にしてまで、そんなことをする必要はない」って。
そう思っていたのだけれど……。
やっぱりそんなの、消え失せたよね~。
「ひなのってほんとに意思が弱いねぇ」って自分で改めて思ったみたいだよ。
数日後、柚果のエックスにまた、心配な投稿が上がった。それは、夜眠れなくなった、というものだった。
ひなのはやっぱり心配してしまって、こんな風に送った。
「眠れなくなっちゃったか〜!辛いね。一睡もできてないの??」
これは、ひなのなりに本当に心配して送ったものだった。
だって、ひなの自身が不眠になる辛さを知っていたから。
実はひなのは20歳の大学1年の冬に、ひどい鬱になってしまった。
そのきっかけは、一番仲良くしていた友達が急に病気になって、休学することになったこと。
そのことでひとりぼっちになった気分になり、そこから一気に不眠と鬱の症状が出たらしい。
今思えば、それさえも、ひなの自身の心の弱さからくるものだと、ひなのは感じていた。
不眠になったひなのは、自分の部屋で鬱状態で過ごすことになった。
それが2週間くらい続いただろうか。
眠れなくなったひなのの精神状態は、最悪なものだった。
眠れなくなると肉体的なものだけでなく、精神的なものまでもやられる。
それをそのときに身に染みて、感じていた。
だから彼女の辛さが分かる。
そう思ったから、DMした。でもね、これに対しても返事はこなかったのだ。
ひなのは
「なんで返事が来ないのに、こんな風に何度も送ってしまうんだろうか?」と自分でも謎で仕方なかった。そんなに毎回傷つくならば、もうやめた方がいいに決まっているのに。
だが、もうこのころにはきっと、彼女に心を奪われていたのだろう。
ひなのは後からそう思った。
さすがに今回のはカナリ、ショックだったみたい。
だって、心配したものに対して返ってこなかったんだもん。
なんだかいつも以上に悲しかった。
「仕事どう?」とかとは、また種類が違うよね。
心配してくれている人の気持ちをスルーするってのは正直、がっかりだった。
まぁもちろん、これはひなのが好きでやったわけだから、相手がどう思ってどんな行動を取るかなんて、それはその人の自由なんだけどね。
このことが一番の痛手になり
「もう2度と送らない。次の彼女の誕生日にDMを送ったあとは……」ってひなのは誓った、けど……。
結局、この後も送るんだけどね。
まぁみなさん、お察しの通りでございます。笑
でも、もう少し、付き合って頂戴♡