レ ン ア イ ジ ジ ョ ウ
私の名前は吉山あさひ。
彼の名前は吉山悠飛。
同じ名字で、アサヒとユウヒ。
本当にキョウダイみたいな名前に、入学して初めてクラスで自己紹介をした時は、ふたりで一気に注目を浴びた。
「結婚したら、子供の名前は“太陽”に決まりだな!」
先生のくだらない冗談にも爆笑が起こった。
あの時、私はとにかく恥ずかしかったけど、悠飛は
「すげぇ!すげぇ!」
って本当に感激してくれていて、
それから、事ある毎に話しかけてくれるようになった。
気付けば、同じ中学だった女の子よりも先に、私の一番の仲良しになってしまっていた。
彼の名前は吉山悠飛。
同じ名字で、アサヒとユウヒ。
本当にキョウダイみたいな名前に、入学して初めてクラスで自己紹介をした時は、ふたりで一気に注目を浴びた。
「結婚したら、子供の名前は“太陽”に決まりだな!」
先生のくだらない冗談にも爆笑が起こった。
あの時、私はとにかく恥ずかしかったけど、悠飛は
「すげぇ!すげぇ!」
って本当に感激してくれていて、
それから、事ある毎に話しかけてくれるようになった。
気付けば、同じ中学だった女の子よりも先に、私の一番の仲良しになってしまっていた。