ティラミスよりも甘く
くったりと陽翔にもたれかかった百子は、真っ白な視界が徐々に色を取り戻していくのをひたすら待つ。一瞬だけ空気が冷え、百子の肩にふわりとタオルが舞い降りた。
「陽翔、ありがとう……」
百子はタオルで自分の体を拭こうとしたが、陽翔がやんわりとそれで包み込むために、されるがままになってしまう。後で百子も陽翔の体を拭いたが、彼の背中が広いために、半ば彼に抱きつく形になってしまった。
「ん、ありがとな」
陽翔はにっと口元を歪め、百子を横抱きにして寝室に足を運ぶ。ゆっくりとベッドに寝かせるや否や、陽翔は百子に覆い被さり、蜜で潤むそこを撫でた。容易に蜜をまぶした指は、するりと秘花に迎え入れられ、不規則に蠢く襞に絡めとられる。笑みを深くした陽翔は、指を少し曲げて、ざらりとしたそこを円を描くように撫で上げた。
「あっ……! そこ、ばっか……っ!」
百子はシーツを握りしめ、白い喉を反らせて体を跳ねさせる。陽翔の指が動くたびに最奥が疼き、徐々に水音が大きくなって、百子の耳をするりと甘く撫でた。幾度となく白い奔流にさらわれそうになった彼女は、彼の手にすがりつくように自身の左手を絡ませ、自身の嬌声と最奥からの水音の二重奏を聞いていた。
「もう食べ頃か。だったら美味しくいただかないともったいないよな」
陽翔の嫣然とした声がしたと思えば、水音がさらに大きくなり、百子は声にならない叫びを上げる。彼の舌が花芽をぞろりと撫で、蜜壺に侵入していた指がいつの間にか増え、百子の目の前に白い光が幾つも瞬く。そのまま瞬きが増えるかと思われたが、その前に陽翔が舌と指の動きを止めてしまい、甘い疼きだけが体中を駆け巡る。疼きが逃げないもどかしさに身をよじっていた百子は、掠れた声で陽翔に呼びかけようとしたが、それを察した陽翔が再び秘花の奥と花芽の愛撫を始めるため、高く喘ぐことしかできないのだ。
「はる、と! もう……!」
「ん。一回イッとけ」
彼がやや強く花芽を吸い、百子は両足をガクガクと震わせて頭を反らせ、彼の手を強く握る。体が白く宙に浮き、ふわりと無重力を体験したも束の間、ゆっくりと陽翔の元へ舞い降りて、全身に彼の熱い体重を、彼の唇を感じ取っていた。
「頑張ったな」
陽翔は百子の手を握り、軽く口づけをして頭を撫でる。彼女が薄目を開ける前に、陽翔は素早く自身に避妊具を纏わせ、耳元で囁いた。
「もっと百子を味わいたい……いいか?」
百子が軽く顎を引くのを見届けるや否や、陽翔は蜜を零す秘花に、猛るそれに蜜をまぶし、ゆっくりと突き立てた。
「陽翔、ありがとう……」
百子はタオルで自分の体を拭こうとしたが、陽翔がやんわりとそれで包み込むために、されるがままになってしまう。後で百子も陽翔の体を拭いたが、彼の背中が広いために、半ば彼に抱きつく形になってしまった。
「ん、ありがとな」
陽翔はにっと口元を歪め、百子を横抱きにして寝室に足を運ぶ。ゆっくりとベッドに寝かせるや否や、陽翔は百子に覆い被さり、蜜で潤むそこを撫でた。容易に蜜をまぶした指は、するりと秘花に迎え入れられ、不規則に蠢く襞に絡めとられる。笑みを深くした陽翔は、指を少し曲げて、ざらりとしたそこを円を描くように撫で上げた。
「あっ……! そこ、ばっか……っ!」
百子はシーツを握りしめ、白い喉を反らせて体を跳ねさせる。陽翔の指が動くたびに最奥が疼き、徐々に水音が大きくなって、百子の耳をするりと甘く撫でた。幾度となく白い奔流にさらわれそうになった彼女は、彼の手にすがりつくように自身の左手を絡ませ、自身の嬌声と最奥からの水音の二重奏を聞いていた。
「もう食べ頃か。だったら美味しくいただかないともったいないよな」
陽翔の嫣然とした声がしたと思えば、水音がさらに大きくなり、百子は声にならない叫びを上げる。彼の舌が花芽をぞろりと撫で、蜜壺に侵入していた指がいつの間にか増え、百子の目の前に白い光が幾つも瞬く。そのまま瞬きが増えるかと思われたが、その前に陽翔が舌と指の動きを止めてしまい、甘い疼きだけが体中を駆け巡る。疼きが逃げないもどかしさに身をよじっていた百子は、掠れた声で陽翔に呼びかけようとしたが、それを察した陽翔が再び秘花の奥と花芽の愛撫を始めるため、高く喘ぐことしかできないのだ。
「はる、と! もう……!」
「ん。一回イッとけ」
彼がやや強く花芽を吸い、百子は両足をガクガクと震わせて頭を反らせ、彼の手を強く握る。体が白く宙に浮き、ふわりと無重力を体験したも束の間、ゆっくりと陽翔の元へ舞い降りて、全身に彼の熱い体重を、彼の唇を感じ取っていた。
「頑張ったな」
陽翔は百子の手を握り、軽く口づけをして頭を撫でる。彼女が薄目を開ける前に、陽翔は素早く自身に避妊具を纏わせ、耳元で囁いた。
「もっと百子を味わいたい……いいか?」
百子が軽く顎を引くのを見届けるや否や、陽翔は蜜を零す秘花に、猛るそれに蜜をまぶし、ゆっくりと突き立てた。