ティラミスよりも甘く
腰をゆっくりと進め、襞を押しのけていると、低く押し殺したような声と、細く高い声だけが部屋に溶けていく。同時に陽翔の腰も、分身も百子の体温と不規則に蠢く襞に包まれて溶けていくようだ。しかし今ここで完全に溶かされる訳にもゆかず、陽翔は大きく、ゆっくりと息を吐いた。
(私の中に陽翔がいる……)
陽翔自身を迎え入れた歓びが、百子の全身を打ち震わせ、思わず両手を彼の方に伸ばし、頬にそっと触れた。笑みを浮かべた陽翔が、彼女の手に頬ずりすると、その表情を真似たように、百子も口元を緩める。
「可愛いな」
陽翔は彼女の手のひらに唇を落とし、そっと彼女の両手を下ろす。しかし百子が陽翔の肩を引き寄せ、互いの胸が密着したと思えば百子の両手がしっかりと背中に回された。
「陽翔、あったかいね。こうやってくっつくの、大好き」
「俺もだ……おい、今締めんなよ。すぐにイッちまうだろうが」
陽翔は低く呻き、やんわりと百子に抗議するが、彼女は首を横に振るばかりだ。
「そんな……締めてないったら。陽翔が大きくしたんじゃないの?」
(自覚無しかよ。一番タチ悪いな……)
きょとんとしている百子に、今度は陽翔が首を横に振ってみせる。恐らく百子の予想は外していないのだろうが、その物言いは男を煽るというのを知らないようだ。
「なるべく長く百子のナカにいたいんだよ。全く、こっちの気も知らないで……」
百子は試しに、腹に少しだけ力を入れる。すると陽翔が再び呻いたため、ニヤリとして緩急をつけて腹に力を入れ始めた。
「散々煽りやがって……覚悟しろよ?」
陽翔が低く囁き、百子がやり過ぎたと思った時には既に遅かった。熱杭の質量が増し、それが襞を掻き分けて最奥まで到達しかかると、すぐにそこから遠ざかっていく。入り口の浅いところを先端がかき回し、体に蓄積されていた甘い疼きが一気に百子を貫いた。
「もうイッたのか。ほら、何度もイッちまえ」
体を跳ねさせ、声にならない声を上げる百子に、陽翔はひたすら抽送を繰り返す。入る時は襞が拒むが、出る時はまるで引き止めるように襞が絡みつき、まるで陽翔の白いマグマを今か今かと待ち構えているようだ。誘われるまま弾けさせたい所だが、それでは陽翔の計画が台無しになってしまう。陽翔は百子を抱き上げて膝に座らせ、ゆっくりと下から突き上げた。
「ぁ……! は、ると! あっ……!」
「絶景だな」
陽翔が腰を突き上げるたびに、それに合わせて目の前で彼女の双丘がふるりと動き、陽翔は双丘の蕾に唇を寄せる。百子の声が一段と高くなり、蜜壺が痙攣してさらに熱杭を舐めるように包み込んだ。百子ががっちりと陽翔の頭に手を回すため、自然と双丘に彼の顔が埋まる。その柔らかさに包まれながら、陽翔は彼女の背中の真ん中をそっとなぞった。
(私の中に陽翔がいる……)
陽翔自身を迎え入れた歓びが、百子の全身を打ち震わせ、思わず両手を彼の方に伸ばし、頬にそっと触れた。笑みを浮かべた陽翔が、彼女の手に頬ずりすると、その表情を真似たように、百子も口元を緩める。
「可愛いな」
陽翔は彼女の手のひらに唇を落とし、そっと彼女の両手を下ろす。しかし百子が陽翔の肩を引き寄せ、互いの胸が密着したと思えば百子の両手がしっかりと背中に回された。
「陽翔、あったかいね。こうやってくっつくの、大好き」
「俺もだ……おい、今締めんなよ。すぐにイッちまうだろうが」
陽翔は低く呻き、やんわりと百子に抗議するが、彼女は首を横に振るばかりだ。
「そんな……締めてないったら。陽翔が大きくしたんじゃないの?」
(自覚無しかよ。一番タチ悪いな……)
きょとんとしている百子に、今度は陽翔が首を横に振ってみせる。恐らく百子の予想は外していないのだろうが、その物言いは男を煽るというのを知らないようだ。
「なるべく長く百子のナカにいたいんだよ。全く、こっちの気も知らないで……」
百子は試しに、腹に少しだけ力を入れる。すると陽翔が再び呻いたため、ニヤリとして緩急をつけて腹に力を入れ始めた。
「散々煽りやがって……覚悟しろよ?」
陽翔が低く囁き、百子がやり過ぎたと思った時には既に遅かった。熱杭の質量が増し、それが襞を掻き分けて最奥まで到達しかかると、すぐにそこから遠ざかっていく。入り口の浅いところを先端がかき回し、体に蓄積されていた甘い疼きが一気に百子を貫いた。
「もうイッたのか。ほら、何度もイッちまえ」
体を跳ねさせ、声にならない声を上げる百子に、陽翔はひたすら抽送を繰り返す。入る時は襞が拒むが、出る時はまるで引き止めるように襞が絡みつき、まるで陽翔の白いマグマを今か今かと待ち構えているようだ。誘われるまま弾けさせたい所だが、それでは陽翔の計画が台無しになってしまう。陽翔は百子を抱き上げて膝に座らせ、ゆっくりと下から突き上げた。
「ぁ……! は、ると! あっ……!」
「絶景だな」
陽翔が腰を突き上げるたびに、それに合わせて目の前で彼女の双丘がふるりと動き、陽翔は双丘の蕾に唇を寄せる。百子の声が一段と高くなり、蜜壺が痙攣してさらに熱杭を舐めるように包み込んだ。百子ががっちりと陽翔の頭に手を回すため、自然と双丘に彼の顔が埋まる。その柔らかさに包まれながら、陽翔は彼女の背中の真ん中をそっとなぞった。