初恋成就は虹色雲のキセキ ~白馬の騎士は鳥かごの中の小鳥を溺愛する~
「入学式の次の日の朝、桜の木を見上げてる麻里亜を見たんだ。桜の花びらが麻里亜にひらひら降ってきててさ……優しい表情の麻里亜に一目惚れしたんだ」
「えっ」
「…俺さ、ほんとはすごいプレッシャーだったんだよ、徳永薬品の御曹司っての」
「そうなんだ、全然そうは見えなかったけど…」
「はは、まぁね。かっこ悪いとこは見せたくなかったし。…だから…麻里亜のあの優しい笑顔を俺に向けて欲しいって思ったんだ。まだ中学を出たばかりの子供だから、その時は〝癒されたい〞とか〝俺を包み込んで欲しい〞って言葉は出てこなかったけど、きっとそういう気持ちだったと思うよ」
「…そうだったの…」
「うん。それで、たぶん新入生だよな、誰だろうって思ってたら例の虫騒ぎ。気になって見てたら会話の中で『まりあ』って名前だってわかって、学校に着いてソッコーで名簿で調べてさ。…だから目立ってた訳じゃないよ、一目惚れした俺だから見てただけ」
「そうなんだ…一目惚れだなんて信じられないけど」
「ほんとだよ。あぁ、俺がどれだけ好きだったか、もっと聞きたい?」
「ふふ、聞いてみたいな。あ、真宙は?真宙も知りたい?」
「聞きたい!教えて!麻里亜が俺のこと、どう思ってたのか!好きだったんだろ?うわぁ、すっごい聞きたい!」
「ふふっいいよ。じゃあ今日はもう遅いし、おやすみして明日お話ししよ」
「えっ、抱いていいんだよね?」
「ん…でももう遅いし、おやすみしよう?真宙、今日は疲れたでしょう?」
「…やだ……麻里亜ともっと愛し合いたい…」
って甘えたように言う真宙がまたかわいくて…
私からキスすると、真宙の大きな手が私の頬を包み、今度は真宙から深く甘いキス。
麻里亜…って何度も愛おしそうに名前を呼ばれて…心が蕩けちゃいそう。
「…真宙と愛し合いたい」
って素直に伝えたら、甘いキスが激しくなって私もそれに応えると、真宙は私の心も身体もすべてを貪るように愛し…
いつしか私は意識を飛ばして眠りについていた──
「えっ」
「…俺さ、ほんとはすごいプレッシャーだったんだよ、徳永薬品の御曹司っての」
「そうなんだ、全然そうは見えなかったけど…」
「はは、まぁね。かっこ悪いとこは見せたくなかったし。…だから…麻里亜のあの優しい笑顔を俺に向けて欲しいって思ったんだ。まだ中学を出たばかりの子供だから、その時は〝癒されたい〞とか〝俺を包み込んで欲しい〞って言葉は出てこなかったけど、きっとそういう気持ちだったと思うよ」
「…そうだったの…」
「うん。それで、たぶん新入生だよな、誰だろうって思ってたら例の虫騒ぎ。気になって見てたら会話の中で『まりあ』って名前だってわかって、学校に着いてソッコーで名簿で調べてさ。…だから目立ってた訳じゃないよ、一目惚れした俺だから見てただけ」
「そうなんだ…一目惚れだなんて信じられないけど」
「ほんとだよ。あぁ、俺がどれだけ好きだったか、もっと聞きたい?」
「ふふ、聞いてみたいな。あ、真宙は?真宙も知りたい?」
「聞きたい!教えて!麻里亜が俺のこと、どう思ってたのか!好きだったんだろ?うわぁ、すっごい聞きたい!」
「ふふっいいよ。じゃあ今日はもう遅いし、おやすみして明日お話ししよ」
「えっ、抱いていいんだよね?」
「ん…でももう遅いし、おやすみしよう?真宙、今日は疲れたでしょう?」
「…やだ……麻里亜ともっと愛し合いたい…」
って甘えたように言う真宙がまたかわいくて…
私からキスすると、真宙の大きな手が私の頬を包み、今度は真宙から深く甘いキス。
麻里亜…って何度も愛おしそうに名前を呼ばれて…心が蕩けちゃいそう。
「…真宙と愛し合いたい」
って素直に伝えたら、甘いキスが激しくなって私もそれに応えると、真宙は私の心も身体もすべてを貪るように愛し…
いつしか私は意識を飛ばして眠りについていた──