拾いました。
すぱこーんっ
さらさらとした綺麗な髪が大きく揺れる程度に叩き、姑かと問いたくなる声色で発声。
「緋刻、起きて。そんでまた何で服着てないのよ」
もぞもぞと動きながら、寝起きの声が返ってくる。
「うーん……。え……?服とかいつも着てなかったし、落ち着かないんだもん……だから脱いだ」
野生的過ぎるわ。
「と、とりあえず理由は分かった。けど、もう一つさ」
「…?」
まだ、ぼーっとした顔のまま見つめる緋刻。
「何故、私と同じベッドで寝てるのかな?」
「え。」
「え。」
同時に固まる二人。
「……だめなの?」
「だめでしょうよ。」
本当にだめなの? という顔をする緋刻。
「えー……」
「『えー……』じゃない。」
「ぶうー……」
「可愛い顔してもだめっ!」
まだ納得してないよ、と言いたそうな緋刻は唸っている。だけど、お互いに一通り言い終えたと思った私。ベッドから降りようとした瞬間に。
「……華留が、可愛すぎるのがいけないんだよ?」
突然、訳の分からないことを言いった。
さらさらとした綺麗な髪が大きく揺れる程度に叩き、姑かと問いたくなる声色で発声。
「緋刻、起きて。そんでまた何で服着てないのよ」
もぞもぞと動きながら、寝起きの声が返ってくる。
「うーん……。え……?服とかいつも着てなかったし、落ち着かないんだもん……だから脱いだ」
野生的過ぎるわ。
「と、とりあえず理由は分かった。けど、もう一つさ」
「…?」
まだ、ぼーっとした顔のまま見つめる緋刻。
「何故、私と同じベッドで寝てるのかな?」
「え。」
「え。」
同時に固まる二人。
「……だめなの?」
「だめでしょうよ。」
本当にだめなの? という顔をする緋刻。
「えー……」
「『えー……』じゃない。」
「ぶうー……」
「可愛い顔してもだめっ!」
まだ納得してないよ、と言いたそうな緋刻は唸っている。だけど、お互いに一通り言い終えたと思った私。ベッドから降りようとした瞬間に。
「……華留が、可愛すぎるのがいけないんだよ?」
突然、訳の分からないことを言いった。