生徒会長サマ
それがハンカチの持ち主、静夜くんだった。
彼とは小学生の頃から児童会で知り合っていて、中学に入ってからも生徒会としてよく話す仲だった。
いつもはおちゃらけていて、人の話しなんかなんにも聞いてないくせに、その時だけは優しくて、彼は私の心を掴んでいた。
「こっち見んな!」
「センパイはそのほうがいいですよ、ほら、笑って!」
「…うん」
「ほら、可愛い」
突然の爆弾に顔を真っ赤にさせる私。
そんな私を、彼はよゆーそうに、愉快というように笑って見ていた。
「あははっ、センパイ顔真っ赤ですよー?照れたんですか~?」
「あー、もううざい!」
静夜くんのおかげもあってかコンクールは無事成功。
なんなら最優秀賞を貰い幕を閉じた。
「センパイ、綺麗でしたね」
「え?」
帰り道、肩を叩かれて振り返ってみれば、ジャージを着た静夜くんがいた。
「な、なんでいるの?」
「えー?センパイの活躍を見に♪」
「…そう…」
終始笑顔な静夜くんに一応ありがとうと伝えれば顔を隠されるから大人しく目を瞑っておいた。
彼とは小学生の頃から児童会で知り合っていて、中学に入ってからも生徒会としてよく話す仲だった。
いつもはおちゃらけていて、人の話しなんかなんにも聞いてないくせに、その時だけは優しくて、彼は私の心を掴んでいた。
「こっち見んな!」
「センパイはそのほうがいいですよ、ほら、笑って!」
「…うん」
「ほら、可愛い」
突然の爆弾に顔を真っ赤にさせる私。
そんな私を、彼はよゆーそうに、愉快というように笑って見ていた。
「あははっ、センパイ顔真っ赤ですよー?照れたんですか~?」
「あー、もううざい!」
静夜くんのおかげもあってかコンクールは無事成功。
なんなら最優秀賞を貰い幕を閉じた。
「センパイ、綺麗でしたね」
「え?」
帰り道、肩を叩かれて振り返ってみれば、ジャージを着た静夜くんがいた。
「な、なんでいるの?」
「えー?センパイの活躍を見に♪」
「…そう…」
終始笑顔な静夜くんに一応ありがとうと伝えれば顔を隠されるから大人しく目を瞑っておいた。