先生〜あたしに愛を教えてくれた人〜






本当は無理して笑ってんだろ。





最近おまえを意識してから思うんだ。






いっつも笑ってるけど、どこか寂しい目をしてる時がある。





そんなちっこい体で1人で抱え込むなよな。






俺に言えばいつでも聞くのに……






まあ、美里が話したくなるまで待つけどな。






そして連れてきたのは相談室。






「先生、あたしって……。」





「今からお説教だ。」







そんな嫌そうな顔すんなよ。





「それで、最近おしゃべりが多いな。」






「…………///」







「美里、聞いてんのか???」





てか、めちゃくちゃ顔赤けど。





「先生、今………。」





………?







あぁ、名前で呼んだからか。







「名前で呼ばれるのは嫌か?」




「そっ、そんなことないよ。すっごく嬉しいし…。」





なにっ!?





「そんなに嬉しいか。」





「なっ////」





いきなりなにを言うかと思えば…―――





さっきから顔が赤いけど、






「顔赤いぞ。大丈夫か???」





熱か?って言っても体温計るもんがないし





チュ
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