あたしの好きな人は先生？！

「ゴメンね…。茉利子…。あたし、由希子ちゃんみたいに積極的になれない。諦めたほうが良いのもわかってる。」

「あたし、優香に諦めて欲しくない。でも、こんなに傷ついた優香は見たくないよ…。」

あたしは、茉利子の優しい言葉にまた涙が零れてくる。

「ありがと…。あたし、先生が好きっていうの諦められない。これ以上好きになれないだろうって思っても次の日にはもっと好きになってるの。こんな気持ち初めて。どうして先生と生徒として出会っちゃったんだろう…？」

「優香……。あたしは、優香を応援するから！！由希子みたいに…って言ってたけど、由希子には由希子のやり方、優香には優香のやり方があるんだからね！！！！」

あたしは、涙を拭って茉利子ににっこり笑った。

「よし！！その笑顔出たしもう安心だね！！！」

「うんっ！！」