あたしの好きな人は先生?!

二学期〜偽りの強さ〜

あたしは、気を張ったまま学校に向かう。

………笑顔を崩さずに。

玄関を入ってすぐ、あたしはすごくたくさんの視線を感じた。

事件のことは全校生徒知ってる。

だからだっていうのはわかってる。

でも、さすがにつらい。

声を明るくして、あたしは茉利子に言う。

「あたし、職員室行ってくるから先教室行ってて。先生にちゃんと挨拶しないといけないし。」

「んー、了解…。あたし、待ってるけど…??」

「いーよ、大丈夫だから。」

「じゃぁ後でね。」

「うんっ!!」

あたしは、茉利子と別れて職員室に向かう。




先生に会いたい。















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