あたしの好きな人は先生?!
……気がついたら知らない部屋にいた。

ここどこだっけ…??

ってかあたし……誰??

いきなりドアが開いて知らないおばさんが抱きついてくる。

「優香!!ごめんね!!無理してるって気づかなくてごめんなさいっ!!」

おばさんは泣いていた。

「あのー…あなた、誰ですか??ここどこですか??……あたし…誰なんですか??」

「優香……!!あなた…記憶が……記憶がないの?!」


「??…はい。」

「うぅ……うっ…。あなたは優香よ。あたしの大事な娘よ。」

「お母さん?ここどこ何ですか??」

「病院よ。もうすぐお医者さんが来て下さるからね。」

そう言うとあたしのお母さん?は後ろを向いて肩を震わせて泣いていた。




その後ろ姿を見て、あたしは胸がいっぱいになった。























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