あたしの好きな人は先生?!
あたしと瑞山さんは職員室をでて中庭のベンチで話すことにした。


先生とお母さんからの心遣いだった。

「瑞山さん、あたしを離さないで??お願い…」

あたしは、瑞山さんに抱きつく。

「優香ちゃん…。俺は………」

「なぁに??ってか優香ちゃんって……。優香で良いよ。」

「うん…。俺は、初めて見たときから優香のことが好きだったよ??でも、俺で良いの??」

「良いのって聞くけど、あたしは、瑞山さんしか覚えてないの。それって運命だと思うの。だから、あたしとずっと一緒にいてくださいっ。」

「優香……。ずっと一緒にいような!!」

瑞山さんは壊れ物を扱うみたいに抱き締めてくれる。

「優香、俺が守ってやるからな。安心しろよ。」

あたしは、その魔法の言葉で深い眠りに落ちた。















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