あたしの好きな人は先生?!
ガタガタ震えるあたしを瑞山さんが抱き締めてくれる。

「瑞山さん、仕事で忙しいのにごめんなさい。」


「俺の時間は全部優香にやるよ。だから、心配すんな。」

「うん……。ありがと。」

ちょっとだけ瑞山さんの手の力が強くなる。


「……瑞山さん??どうしたの…??」

「優香、俺も呼び捨てで良いから。そのほうがお前とつながってるって思えるんだ。」

「う…ん。あのね……下の名前忘れちゃった…。ごめんね!!」

「良いよ。俺のこと、覚えててくれたことだけで嬉しいから。俺の名前は、瑞山響夜(ミズヤマキョウヤ)だよ。もう、忘れるなよ……??」

「うんっ!!響夜大好きっ!!」


「お前…、可愛すぎるだろ…」

あたしは、響夜の言葉に真っ赤になる。

「なっ!!何言ってんの?!」

「何って〜そのままだけど??」

もうって顔をあげると響夜がキスをくれた。




幸せすぎて溶けちゃいそう……。













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