あたしの好きな人は先生?!
次の日に会った優香は、まるで前とは別人みたいだった。

うちらいっぱい思い出会ったじゃん!!

全部忘れちゃったの……??

あたしは、泣きたい気持ちをぐっと押さえる。

泣かないって決めたんだった!!!

「えーっと…谷口さん??」

「うー??茉利子で良いって!!!うちら親友じゃんっ!!」

「う…ん。ごめんね…。」

「謝らないで良いよ。謝るより、やることがあるでしょ??」

「やること……?」

「記憶戻すこと!!」

優香が泣き出した。

「泣かないでよ。笑うのがいちばーん!!」

「うんっ!!ありがとっ!!」














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