あたしの好きな人は先生?!
「優香…??どうしたの??」

黙ってしまったあたしの顔を茉利子が覗き込む

「優香…??」

あたしは、気が付いたら泣いていた。

何か大切なことを忘れているのに……思い出せない。

「優香…。何かあった??」

「茉利子…。あたし、何か大切なことを忘れてる気がするの。でも、思い出せない自分がイヤなの。」

あたしの言葉を聞いて茉利子は黙ってた。

「忘れたことを思い出すのは大変だよ??優香のペースで良いんだよ。今の優香にもちゃんと大切な人がいるでしょ??頼れば良いんだよ。」

「うんっ。そうだね。ありがと、茉利子。」

「良いよーっ!!」


茉利子の言葉は魔法の言葉だね。

聞くと心が軽くなる。



こんなあたしでごめんね……。





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