あたしの好きな人は先生?!
「ねぇ、茉利子…。」

あたしは、ずっと聞きたくて、でも、聞けなかったことを茉利子に聞くことにした。

……茉利子なら答えてくれる気がしたから。

「あたしの好きだった人って誰なの??茉利子なら知ってるよね??」

茉利子の顔が曇る。


あたしと茉利子の間に言葉がなくなって少したったころ、ポツリポツリと茉利子が話し始めた。

「あたし……優香が好きだった人やこととか全部知ってるよ。」

「じゃあ…!!」

「でも……。でも!!!」

茉利子はうっすらと涙を浮かべた目をとじる。







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