あたしの好きな人は先生?!
……手が違う。

そう思った。

思い出したとかじゃなくて、感覚……??


何か………違う…。

あたしは、1人で考えたくなって帰ることにした。

「響夜、ごめん…。今日はちょっと帰るね。」

「そっか……。俺も頭冷やすわ…。送ってくから。」

「良いよ。大丈夫だから。」

「ダメだ。送ってくから。夜は1人で帰るなよ。」

「うん。ありがと。」

響夜は夜、あたしを1人にしない。

あたしは、覚えてないけど…。

前に襲われたときの犯人がまだ捕まってないから。

「じゃあ、行くか。」

響夜とあたしは、手を繋いで歩き出した。












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