女が女を超オモシレエ女にいつまでもツボってる俺の愛妻迷言と、私が言っていないのに付き合ってくれる妻の愛夫迷言、愛が大きく感じるのはどっち!?
「アナタの言いなりになりたい」
「仕事には行くよ」

 起床するとお口にダイスキ含みたくなる妻、芳乃は超オモシレエ女なポージングである内股座りで、夫の手を引っ張ると攻めた。

 対して、今日は朝から言うほどもリニア開通の不動産に攻めたい夫は、引っ張ってる彼女の手を摩る。

 まさに一般家庭そんなことしてねえだろのツッコミどころ満載の起床はハイクラスならではであった。

「あむっ」
「痛い。帰ったらな」

 超オモシレエ女は、夫を彼ピと手の甲を噛むと、超オモシレエ男は、手の甲を血を飲すかの様にヴァンパイアっ子にしゃぶらせた。

♢♢♢

 「触って」
 「食べてる」

 超オモシレエ女は、夫の食事をみるだけで発情し、食パンに嫉妬した。それに対し夫は他所他所しかった。ツンデレと、彼の求めてない上半身と求めてる下半身の違いに彼女は尚更に興奮してしまう。

 「芳乃も食べて」
 「食べます」

 彼に抱きつきながら、食パンを食べさせてもらってる超オモシレエ女は、超オモシレエ男と一緒にいるだけで楽しくなっちゃう甘美な声にうっとり一言求めてる。

 「美味し?」
 「はい」

 食パンに美味しいもクソもないのに、超オモシレエ女は教会でもらうパンの様に彼に盲信的な愛の食事を取る。他人からみたら不味い真似であるものほど当事者は美味いらしいも酔ってるのだから酒と一緒である。

 「俺を待ってては?」
 「いや」
 「はいまで離さない」
 
 超オモシレエ女は超オモシレエ男からのホクホクくださいなと乞う。ハグ与えてる超オモシレエ男は絶頂のナルシストで今日も絶好調と出社準備。

 「ウイルス対策」

 ホクホクはウイルス対策なんか?超オモシレエ女なりに仕事っぽいことで彼を送り出す良妻ではいたいみたいだった。
それは、彼に嫌われたら死んじゃう私だから。

 「ありがと、ちゅ」
 「ちゅ、歯磨きする」

 超オモシレエ女は自分の舌で彼の口腔ケアをしたいのだが、超オモシレエ男は彼女を突き放す。

 「だーめ。大事にしてよ」
 「お願い」

 口腔ケアは趣味じゃない彼のトラウマがあった。それは、口腔ケアを無理強いした大量の女性の舌によってへばりついてる歯茎を気にして、彼は滅茶苦茶歯を磨く潔癖症。超オモシレエ女は嫌な思い出を上書きしてもっと好きになってもらいたかったが、それは彼の交際者全員に言えたのも彼はなんか違うらしい。

「芳乃の顔をだよ、映像作品でも見てみたら?」
「嫌い!」

 彼に断られただけで情緒不安定になる超オモシレエ女は、彼は私の全部を受け入れてくれる生き物だと思い込んでいた。

「嫌いじゃない。眼みて」
「ちゅ、行ってきて」

 でもでも、超オモシレエ男に好きを伝えてしまった。彼のカッコいい眼からカッコいい鼻立ちカッコいい口を女の目でなぞる様に満点だった。顔面大満足な彼が好きで好きで仕方なく超オモシレエ女に成り果てた。

「帰ったら」
「早くね」

 超オモシレエ男は、言いなりにするに決まってんだろと、お尻に手を当て、軽めにリハした。そんな彼は基本ボーカルだけど、ドラマーとピアノどっちなのな晩が待ち遠しい超オモシレエ女の中は超オモシレエ男とどっちかだいじょばないのか。


♢♢♢



「送ってみた」

 超オモシレエ女の超オモシレエ画像付きメッセージを開いた超オモシレエ男は、彼女に電話する。



「送ってみたじゃない。どした?」
「気にしてる」

 超オモシレエ女の超オモシレエミステリータイム、彼に遊んで欲しい私の心理♡

「一人だよ。電話かけない」

 超オモシレエ男は取り敢えず浮気の線を疑う、疑われる生き物だった。

「画像ちゃんと見てよ」
「いつ帰るの?」

 女と女の子が合わされば雌の前で手でハートマークを作ってる誰かに見られたら死んじまうぞな画像をすぐ保存した超オモシレエ男はすぐ答える。

「違う」
「違くないでしょ、当てるね。俺のこと全部」

 30になってもハメ撮り当てあいっこなんて高校生カップルな真似すんなぁ!な超オモシレエ二人の頭はまさにお花畑の王子様とお姫様の裏事情。

「欲しい」
「読んだけど酷いもん」

 あまりにも奥さんに酷い別サイトの小説は問題作狙いに問題児の超オモシレエ女を中心に投函されていた。

「」
「なんか言えって、仕事戻るよ」
「面白かった(笑)」
「芸人や、コンビ組んどる漫才、夫婦や」
「超オモシレエ男のネタ画像は?」
「オカズにしないからダメ」
「死ね盗人」

 超オモシレエ女からの通話を切られると超オモシレエ男は、一発じゃ足りないのか二発目をおかわりしたいのか指を数えながら五本指まで辿り着くと平と甲を花火の様にみて、女の身体を滅茶苦茶に動かす技術床ダンスしてから喫煙所に向かった。

♢♢♢

「スーファアアアア チャラなるクレすぎる」
「スーファアアアア ほんと若いお前好きな。ついてけんの?」

 超オモシレエ男の親友は、超オモシレエ訳ではなく、まともだけど、まともじゃなくなりたい超オモシレエ男の付き添いと、バンドメンバーでもあるギタリスト。

「寧ろ止まんねえ、俺こんな結婚して良かったと思えるなんてぶっちゃけ最初考えてなかった」
「お前は自分を忘れとるよな坊主」
「バンドっぽく言いたいだけ、スーファアアアア」

 超オモシレエ男の親友2は、超オモシレエ男の超理解者だったのも、超オモシレエコンテンツのおかげとも言える。

「俺の妻がこんなに可愛いわけがない」
「それ好きな」
「ジャケットジャケット」
「もう撮るからって僕が京助でしょ(笑)」

 愛妻ポージングを撮るのが趣味な超オモシレエ男は、超オモシレエ女の画像を見せねえけどと、股間辺りで親指を立てる様にスマホを持つWミーニングで男も雄と漢で愛すを撮ってもらって、それを彼女に送りつけた。

♢♢♢


「天才っしょ。画像並べてみ?」
「天才だけど、お願いだから仕事して(笑)」

 勉強を仕事に置き換えただけの、バカップルはいつ学校出られんだ?という程、いつまでも制服が似合う美男美女にしか上手くなれないらしい。自撮りでセルフイメージしちゃってお前撮ってセルフイメージさせちゃってまあすといって、夫婦は容姿が釣り合いましょう。釣り合わないと身体の相性臭が匂いでなく臭いで夫婦漫才も自慢話も惚気もしにくいと思うよ。

「してるよ、取引」
「土地じゃないの?」
「地面ってカッコつけろ」

 超オモシレエ男には、妻も友達も経営も土地も株もな多能があった。そうなれる人間は自分のことをまるで考えていないというか考え終わった自己分析から他者分析出来る人で、他人に優しいにも怖いものがある。

「泣いてるの?」
「そんなことないよ」

 そんな超オモシレエ男が天野律と名乗るのも、男の涙に訳あり、超オモシレエ女を皆城芳乃と名乗らせるのも、女の真心の物件を求めているからであった。

「当ててあげよっか」
「うんこかなにかだと思われてる」
「ギャル男気にし始めて来た。大人の階段一人登ったわね」
「切るわ」

 超オモシレエ男はただのうんこ

 だったら超オモシレエ女はただの‥言いたくねえ言わせたくねえ。

 泣けるわ。

♢♢♢

「ただいま。世間体」
「ちゅ、おかえり」
「世間体なの。もうそういうのいいから、Xに馴染ませて」

 超オモシレエ男やめにしたい夫は、ブチ切れそうな妻を後ろ背に、廊下を渡って居間に向かった。

 衣擦れの音が聴こえると夫は立ち止まったがドアノブを下げながら、デジタルタトゥー夫を続行か断行か悩み続ける。

「Xで綺麗な顔してるアナタなんか見たくない。嘘つき」

 えっちはそう取り上げられんだろうが、R18小説が取り上げられるのに夫はうんこを演じ続けないといけないに微動出来ない。セカイ系は非モテコミットが必要条件を忘れていた。ギャル男欲に普通の顔すんな俺と、それじゃあ散々‥

「リアルに帰れ。ネット民を叩きすぎた、今更綺麗な顔したところでさっ!」

「リア充爆発しろ。無視無言は愛よ。爆発してるから私のこと好きなだけ…wごめん、身を引く(笑)」

「俺だってあんなの見たら身を引くよ。全部気持ち悪いじゃんか!言ったじゃん、うんこでしょ!喋りかけられないのはうんこ踏みたくない、喋りかけてもうんこ投げつけられた。俺は何考えてんだよ…お前が当てろって、最大の理解者が良きパートナー」

「もう早く炬燵入って、うんちは神様って思い出してアダムとか言い出したんじゃないの?」

 自己肯定すんにも引き出し糞過ぎる…。ファンタジーオタクならわかってくれると信じるしかない。簡単には返せない難易で呟きたいじゃんかよっ

♢♢♢

「肉じゃがは笑うって、ありがとな」
「うん」

 変わった味のご飯がなんだったか忘れた?俺がそんなことはありえないので、記憶してなかったのだ。

 俺はその時泣いていた。

 記憶していたのは、妻の笑顔。

 それともアンビリーバボーだったのか。
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