僕は彼女をこよなく愛している
そして………
「出来…た……」
「おっ!出来た!?」
「うん。
これ……」
「わぁ〜、ありがとう!
ねぇねぇ、つけて〜!」
つけていたピアスを取り、霞月に耳を向ける。
霞月によって、ピアスがつけられた。
「どう?」
「うん、いいと思う」
「フフ…るなちゃん、ありがとう!
あ!るなちゃんにも、つけさせて?」
実陽も霞月につけて「お揃いだね!」と笑った。
少し遅いランチをして、ゆっくりしていると………
実陽のスマホの着信音が鳴り響いた。
「ん?
…………サブちゃんだ!
―――――もしもし?
…………うん、うん。
んー、るなちゃんは?連れて行ってい?
…………うん、うん、わかった!」
通話を切って、テーブルにスマホを置く。
そして霞月に「サブさんとアンくんがね、遊ぼってさ!」と言った。
「そっか。
うん、いってらっしゃい」
いつものように淡々と言うと……
「は?聞いてなかったの?
“るなちゃんも一緒だよ”」
少し怒り気味で言われた。
「行かないよ、私は」
「サブちゃんとアンくんだけだよ?」
「でも嫌」
「食事するだけだよ?あ、ゲーセンも行くかもだけど…
行こうよ!
今からだと、きっと遅くなる。
るなちゃんを一人にしたくない」
「私は大丈夫。
一人好きだし」
「………そうじゃなくて!」
「え?」
「“僕が”嫌なの!
るなちゃんと離れたくない!」
「………」
(結局、それか……)
結局―――――実陽に押し切られる形で一緒に出た、霞月。
少々、不機嫌だ。
「るなちゃん?」
「何?」
「怒ってる?」
「少し」
「だって…るなちゃんと離れたくないんだもん!」
「………」
「他に人がいたら、るなちゃんお留守番で良かったけど、サブちゃんとアンくんだけだし……」
「わかってる!」
思わず、強い口調になってしまう。
(あ…大きな声出ちゃった…)
さすがに言い方悪かったなと思った、霞月。
謝ろうとすると………
「実陽、ごめ……」
「うん、そうだよね!
ごめんね!
いつもワガママ聞いてくれてありがとう!」
実陽に先に謝られてしまう。
「あ…」
霞月に変なプライドが働き、謝れなくなって口をつぐんだ。
「出来…た……」
「おっ!出来た!?」
「うん。
これ……」
「わぁ〜、ありがとう!
ねぇねぇ、つけて〜!」
つけていたピアスを取り、霞月に耳を向ける。
霞月によって、ピアスがつけられた。
「どう?」
「うん、いいと思う」
「フフ…るなちゃん、ありがとう!
あ!るなちゃんにも、つけさせて?」
実陽も霞月につけて「お揃いだね!」と笑った。
少し遅いランチをして、ゆっくりしていると………
実陽のスマホの着信音が鳴り響いた。
「ん?
…………サブちゃんだ!
―――――もしもし?
…………うん、うん。
んー、るなちゃんは?連れて行ってい?
…………うん、うん、わかった!」
通話を切って、テーブルにスマホを置く。
そして霞月に「サブさんとアンくんがね、遊ぼってさ!」と言った。
「そっか。
うん、いってらっしゃい」
いつものように淡々と言うと……
「は?聞いてなかったの?
“るなちゃんも一緒だよ”」
少し怒り気味で言われた。
「行かないよ、私は」
「サブちゃんとアンくんだけだよ?」
「でも嫌」
「食事するだけだよ?あ、ゲーセンも行くかもだけど…
行こうよ!
今からだと、きっと遅くなる。
るなちゃんを一人にしたくない」
「私は大丈夫。
一人好きだし」
「………そうじゃなくて!」
「え?」
「“僕が”嫌なの!
るなちゃんと離れたくない!」
「………」
(結局、それか……)
結局―――――実陽に押し切られる形で一緒に出た、霞月。
少々、不機嫌だ。
「るなちゃん?」
「何?」
「怒ってる?」
「少し」
「だって…るなちゃんと離れたくないんだもん!」
「………」
「他に人がいたら、るなちゃんお留守番で良かったけど、サブちゃんとアンくんだけだし……」
「わかってる!」
思わず、強い口調になってしまう。
(あ…大きな声出ちゃった…)
さすがに言い方悪かったなと思った、霞月。
謝ろうとすると………
「実陽、ごめ……」
「うん、そうだよね!
ごめんね!
いつもワガママ聞いてくれてありがとう!」
実陽に先に謝られてしまう。
「あ…」
霞月に変なプライドが働き、謝れなくなって口をつぐんだ。