僕は彼女をこよなく愛している
“こうゆうところ”だよな……
こうゆうところが、私と実陽の違い。
実陽は明るくて、穏やかで、他人思い。
素直だし、真っ直ぐだ。
それに比べて、私は……
暗くて、変にプライドが高くて、自分勝手。
霞月は、隣を歩く実陽を見上げた。
背が高い実陽。
183センチあり、160センチある霞月から見ても大きい。
懐も大きく、霞月の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれている。
いつも穏やかで、微笑んでいる実陽。
霞月は、実陽の怒ったところを数回しか見たことがない。
それも、他人にキレているのを見ただけだ。
霞月には怒ったことがないのだ。
「実陽」
「ん?なぁに?」
「どうして、怒んないの?」
「え?」
「今の……私が悪いでしょ?」
「え?そうかな〜?
僕がワガママ言ってるんだし。
嫌がるるなちゃんを無理矢理連れてきたのは、僕だもん。
怒る理由ないよ?」
「………ごめん…なさい……」
「え?るなちゃんは、何も悪くないでしょ?」
「あんな言い方なかった。
ごめんなさい…」
「フフ…」
素直に謝る霞月を見て、笑い出す実陽。
「は?」
思わず霞月は、怪訝そうに見た。
「可愛いなって!
るなちゃんって、自分のこと陰キャとか言うけど違うよね(笑)」
「え?」
「“超”クールって感じ!
はっきりしてて、真っ直ぐで、人嫌いってゆうか、人に興味がないって感じかな?
ちゃんと、素直にお礼も謝罪を言える。
るなちゃんは、ただ…クールで不器用なだけ。
そうゆうところも、大好き!」
「………」
(………ヤバい…泣きそう…)
実陽の言葉に、感激してしまう。
思わず泣きそうになり、顔を逸らした霞月。
実陽が顔を覗き込んできた。
「るなちゃん?
どうし……え!?るなちゃん!?
どうしたの!?
お腹痛い!?頭痛い!?
足!?もう、歩けないとか!?
だったら、僕が抱っこ―――――」
「ううん、違うの。
…………なんて言うか…実陽のことが好きってこと」
「え…//////」
ボン!と顔が赤くなる、実陽。
「だから時々、想うだけで涙が出ることあるの。
実陽はない?」
「うーん…ない…かな?
なんか…ドラマのセリフみたいだね!(笑)」
「そっか。
実陽は、真っ直ぐ相手に思いを伝えられるからかな?
私は……伝えるようにしてるつもりだけど、上手く伝えられない時があるから、悔しいって思うことあるから。
それもあるのかも?」
「そっか〜!
フフ…やっぱ、可愛いな!
それに、嬉しい!ありがとう!」
実陽は嬉しそうに笑っていた。
こうゆうところが、私と実陽の違い。
実陽は明るくて、穏やかで、他人思い。
素直だし、真っ直ぐだ。
それに比べて、私は……
暗くて、変にプライドが高くて、自分勝手。
霞月は、隣を歩く実陽を見上げた。
背が高い実陽。
183センチあり、160センチある霞月から見ても大きい。
懐も大きく、霞月の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれている。
いつも穏やかで、微笑んでいる実陽。
霞月は、実陽の怒ったところを数回しか見たことがない。
それも、他人にキレているのを見ただけだ。
霞月には怒ったことがないのだ。
「実陽」
「ん?なぁに?」
「どうして、怒んないの?」
「え?」
「今の……私が悪いでしょ?」
「え?そうかな〜?
僕がワガママ言ってるんだし。
嫌がるるなちゃんを無理矢理連れてきたのは、僕だもん。
怒る理由ないよ?」
「………ごめん…なさい……」
「え?るなちゃんは、何も悪くないでしょ?」
「あんな言い方なかった。
ごめんなさい…」
「フフ…」
素直に謝る霞月を見て、笑い出す実陽。
「は?」
思わず霞月は、怪訝そうに見た。
「可愛いなって!
るなちゃんって、自分のこと陰キャとか言うけど違うよね(笑)」
「え?」
「“超”クールって感じ!
はっきりしてて、真っ直ぐで、人嫌いってゆうか、人に興味がないって感じかな?
ちゃんと、素直にお礼も謝罪を言える。
るなちゃんは、ただ…クールで不器用なだけ。
そうゆうところも、大好き!」
「………」
(………ヤバい…泣きそう…)
実陽の言葉に、感激してしまう。
思わず泣きそうになり、顔を逸らした霞月。
実陽が顔を覗き込んできた。
「るなちゃん?
どうし……え!?るなちゃん!?
どうしたの!?
お腹痛い!?頭痛い!?
足!?もう、歩けないとか!?
だったら、僕が抱っこ―――――」
「ううん、違うの。
…………なんて言うか…実陽のことが好きってこと」
「え…//////」
ボン!と顔が赤くなる、実陽。
「だから時々、想うだけで涙が出ることあるの。
実陽はない?」
「うーん…ない…かな?
なんか…ドラマのセリフみたいだね!(笑)」
「そっか。
実陽は、真っ直ぐ相手に思いを伝えられるからかな?
私は……伝えるようにしてるつもりだけど、上手く伝えられない時があるから、悔しいって思うことあるから。
それもあるのかも?」
「そっか〜!
フフ…やっぱ、可愛いな!
それに、嬉しい!ありがとう!」
実陽は嬉しそうに笑っていた。