僕は彼女をこよなく愛している
過保護な僕
「――――はぁ…綺麗すぎるよ、るなちゃん…//////」
うっとりして実陽が、霞月に見惚れている。
酔ったように、目がとろんとしている。
今日は、大学の入学式。
実陽と霞月は、スーツ姿だ。
「ありがとう。
実陽も、カッコいいよ。
なんか、キリッとして引き締まってるって感じ」
「フフ…!ありがとう!」
「あ、もう出なきゃ。
実陽、行こ?」
「はーい♡」
マンションを出て、駅に向かう。
駅には、沢山の人が出入りしている。
とにかく、人混みが苦手な霞月。
思わず霞月は、実陽と繋いでいる手に力が入った。
「るなちゃん、大丈夫だよ!
僕がいるからね!」
安心させるように微笑んでいる実陽に、霞月は見上げて頷いた。
電車内も乗客が多く、実陽と霞月はくっついて固まっていた。
「るなちゃん、大丈夫?」
「ん…なんとか…」
「次、降りれるからね!」
「うん…」
息苦しくて、霞月は実陽のスーツを握りしめた。
「るなちゃん、きつい?」
「大丈夫」
「フフ…僕にしがみつく、るなちゃん可愛いな!」
「こんな時に、何言ってるの」
「だってぇ〜可愛いんだもん!」
そしてやっと、大学近くの最寄り駅に着き………
「ふぅ…やっと降りれたね!」
「うん」
ホッと、息を吐いていると……
「実陽〜」
駅を出た所で、琢三と乃庵が待っていた。
「あ!サブちゃん、アンくん!
おはよ〜」
「おはようございます」
「一緒に行こうぜ!」
「二人も、親来ないんでしょ?」
「うん!
るなちゃんの両親、仕事で忙しいらしくて……
だから僕も、母さんは断ったんだ」
「あ、霞月!
この前、ありがとね!
おかげで、彼女凄く喜んでくれたんだ!」
「あ、はい。
良かったです」
乃庵が微笑み、霞月が頷く。
それを見て実陽が「アンくん、もうダメだからね!」と言った。
「は?」
「るなちゃんと“二人で”出掛けるのだよ」
「はい?そんな頻繁に言わないよ?」
「次からは、何が何でもついてく!」
「は?」
「実陽、すぐ嫉妬すんだから!」
「いいの!」
乃庵と琢三の呆れ顔に、実陽は霞月にも「そうゆうことだから!」と言い聞かせた。
(また、メンヘラ化してる……)
霞月は、呆れたように実陽を見ていた。
うっとりして実陽が、霞月に見惚れている。
酔ったように、目がとろんとしている。
今日は、大学の入学式。
実陽と霞月は、スーツ姿だ。
「ありがとう。
実陽も、カッコいいよ。
なんか、キリッとして引き締まってるって感じ」
「フフ…!ありがとう!」
「あ、もう出なきゃ。
実陽、行こ?」
「はーい♡」
マンションを出て、駅に向かう。
駅には、沢山の人が出入りしている。
とにかく、人混みが苦手な霞月。
思わず霞月は、実陽と繋いでいる手に力が入った。
「るなちゃん、大丈夫だよ!
僕がいるからね!」
安心させるように微笑んでいる実陽に、霞月は見上げて頷いた。
電車内も乗客が多く、実陽と霞月はくっついて固まっていた。
「るなちゃん、大丈夫?」
「ん…なんとか…」
「次、降りれるからね!」
「うん…」
息苦しくて、霞月は実陽のスーツを握りしめた。
「るなちゃん、きつい?」
「大丈夫」
「フフ…僕にしがみつく、るなちゃん可愛いな!」
「こんな時に、何言ってるの」
「だってぇ〜可愛いんだもん!」
そしてやっと、大学近くの最寄り駅に着き………
「ふぅ…やっと降りれたね!」
「うん」
ホッと、息を吐いていると……
「実陽〜」
駅を出た所で、琢三と乃庵が待っていた。
「あ!サブちゃん、アンくん!
おはよ〜」
「おはようございます」
「一緒に行こうぜ!」
「二人も、親来ないんでしょ?」
「うん!
るなちゃんの両親、仕事で忙しいらしくて……
だから僕も、母さんは断ったんだ」
「あ、霞月!
この前、ありがとね!
おかげで、彼女凄く喜んでくれたんだ!」
「あ、はい。
良かったです」
乃庵が微笑み、霞月が頷く。
それを見て実陽が「アンくん、もうダメだからね!」と言った。
「は?」
「るなちゃんと“二人で”出掛けるのだよ」
「はい?そんな頻繁に言わないよ?」
「次からは、何が何でもついてく!」
「は?」
「実陽、すぐ嫉妬すんだから!」
「いいの!」
乃庵と琢三の呆れ顔に、実陽は霞月にも「そうゆうことだから!」と言い聞かせた。
(また、メンヘラ化してる……)
霞月は、呆れたように実陽を見ていた。