僕は彼女をこよなく愛している
ハンドメイドショップに着き、店内をゆっくり見て回る。
「……/////」
(このハートのネックレス、可愛い〜!)
心の中で感激している、霞月。
「るなちゃん、何か欲しいのある?」
「え?ううん、特には」
「でも、このハートのネックレス!
物欲しそうに見てるじゃん!」
「え?あ…」
(ほんと、よく見てる…)
「ね?買ってあげる!」
「だったら、自分で……」
「ダーメ!
ほら、このピアスのお礼!」
そう言って、自分の左耳を指差した。
霞月が作ったピアスだ。
「うん、じゃあ…ありがとう」
購入し、実陽が霞月の首につけた。
「可愛い〜!」
「あ…ありがとう/////」
顔を赤くする霞月を、実陽は心底愛おしそうに見つめていた。
お茶しようということになり、カフェに向かう。
「お客さん、多いね」
「そうね」
「とりあえず、並ぼうか?」
「うん」
並んでいると、実陽のスマホの着信音が鳴り出した。
「実陽、鳴ってるよ」
「ん?うん」
「え?出ないの?」
「今は、るなちゃんといるから」
「………」
霞月が実陽のポケットを漁り、スマホを渡す。
「後からかけるから!」
「ダメだよ!
急用かもでしょ?」
「………」
「………」
「………わかった…」
「買って、座って待ってるから」
実陽は頷き、電話に出ながら店の外に出た。
霞月の順番になり、コーヒーを二つ頼んだ。
いつも実陽は“るなちゃんと同じの飲む〜”と言って、本当は甘いの苦手なクセに合わせてくれる。
なのでこんな時は、実陽の好きなのを選ぶようにしている。
受け取り、あいてる席を探す。
窓際のカウンターがあいていて、そこに座った。
ちょうど実陽の姿が見え、霞月は“ちょうど良かった”と思っていた。
実陽が来てから一緒に飲もうと思い、霞月はスマホを操作し、いつものようにハンドメイド関係のSNSを見て待っていた。
少しして隣に人が座った気配がして、実陽かと思い横を向くと………
「君、可愛いね〜!」
知らない男性がいた。
「……/////」
(このハートのネックレス、可愛い〜!)
心の中で感激している、霞月。
「るなちゃん、何か欲しいのある?」
「え?ううん、特には」
「でも、このハートのネックレス!
物欲しそうに見てるじゃん!」
「え?あ…」
(ほんと、よく見てる…)
「ね?買ってあげる!」
「だったら、自分で……」
「ダーメ!
ほら、このピアスのお礼!」
そう言って、自分の左耳を指差した。
霞月が作ったピアスだ。
「うん、じゃあ…ありがとう」
購入し、実陽が霞月の首につけた。
「可愛い〜!」
「あ…ありがとう/////」
顔を赤くする霞月を、実陽は心底愛おしそうに見つめていた。
お茶しようということになり、カフェに向かう。
「お客さん、多いね」
「そうね」
「とりあえず、並ぼうか?」
「うん」
並んでいると、実陽のスマホの着信音が鳴り出した。
「実陽、鳴ってるよ」
「ん?うん」
「え?出ないの?」
「今は、るなちゃんといるから」
「………」
霞月が実陽のポケットを漁り、スマホを渡す。
「後からかけるから!」
「ダメだよ!
急用かもでしょ?」
「………」
「………」
「………わかった…」
「買って、座って待ってるから」
実陽は頷き、電話に出ながら店の外に出た。
霞月の順番になり、コーヒーを二つ頼んだ。
いつも実陽は“るなちゃんと同じの飲む〜”と言って、本当は甘いの苦手なクセに合わせてくれる。
なのでこんな時は、実陽の好きなのを選ぶようにしている。
受け取り、あいてる席を探す。
窓際のカウンターがあいていて、そこに座った。
ちょうど実陽の姿が見え、霞月は“ちょうど良かった”と思っていた。
実陽が来てから一緒に飲もうと思い、霞月はスマホを操作し、いつものようにハンドメイド関係のSNSを見て待っていた。
少しして隣に人が座った気配がして、実陽かと思い横を向くと………
「君、可愛いね〜!」
知らない男性がいた。