僕は彼女をこよなく愛している
「――――それにしても、スゲー荷物だな(笑)
貸して?
半分持つから!」
「え!?
だ、大丈夫ですよ。
もう、帰りますし」
「うん、だからそう言ってる。
送ってってやる」
「いいです。
一人で帰れます」
「いやいや、心配だもん」
「実陽みたいですね…」
「そう?
でも、男ならそう思うんじゃね?」
「え?」
「そりゃあ、どうでもいい女ならそこまでしない。
でも、少なくとも俺は霞月のこと大事だよ。
あ、もちろん!友達としてな?」
「………」
「それに霞月は、半端ねぇ美人だしな(笑)
“また”変な奴に狙われるかもだろ?」
「………」
「俺の自己満みたいなもん!
ちゃんと送り届けてからじゃねぇと、気になって仕方がねぇよ!」
「………わかりました。
でも、実陽にお土産買って帰りたいんですが…」
「ん。
ちなみに、何を買って帰るの?」
「まだ、決めてません。
いつものプリンか、実陽の好きなコーヒーか…」
「ドーナツは?」
「え?ドーナツですか?」
「うん!
○○にある、パン屋なんだけどさ!
中学ん時、あの近くにたまり場があってよく行ってたんだ。
そこのドーナツが好きでよく食ってたから」
「じゃあ…そうします」
パン屋に向かい、ドーナツを二つトレーに入れる。
「琢三くんは、いつも何を食べてたんですか?」
「俺?
俺は、これ!
ピザパン!
これ、好きでさ〜懐かしい!」
「じゃあ…」
ピザパンもトレーに入れた。
「え?」
「お礼です。
送ってもらうので」
淡々と言う、霞月。
「あ(笑)ありがと!」
(やっぱ、笑わねぇ…(笑))
「いえ」
そう言って、レジに向かう。
購入し、パン屋を出た。
ピザパンが入ったビニール袋を琢三に渡す。
「ありがと!」
「こちらこそ」
自宅マンションに向かう。
ゆっくり歩きながら、琢三が言った。
「あのさ」
「はい」
「“お礼です”っつうなら、もっと微笑んでよ(笑)」
「え?」
「なんか、お礼言われてる気になれねぇよ(笑)」
「あ…すみません…」
「いや、謝ることじゃねぇけどさ!
ついでに、もう一つい?」
「はい」
「敬語、やめない?」
「え……あ…そう、ですよね…
…………うん、わかった」
そう言って見上げた、霞月。
「……/////」
その表情に、笑顔が見えて思わず琢三は見惚れていた。
貸して?
半分持つから!」
「え!?
だ、大丈夫ですよ。
もう、帰りますし」
「うん、だからそう言ってる。
送ってってやる」
「いいです。
一人で帰れます」
「いやいや、心配だもん」
「実陽みたいですね…」
「そう?
でも、男ならそう思うんじゃね?」
「え?」
「そりゃあ、どうでもいい女ならそこまでしない。
でも、少なくとも俺は霞月のこと大事だよ。
あ、もちろん!友達としてな?」
「………」
「それに霞月は、半端ねぇ美人だしな(笑)
“また”変な奴に狙われるかもだろ?」
「………」
「俺の自己満みたいなもん!
ちゃんと送り届けてからじゃねぇと、気になって仕方がねぇよ!」
「………わかりました。
でも、実陽にお土産買って帰りたいんですが…」
「ん。
ちなみに、何を買って帰るの?」
「まだ、決めてません。
いつものプリンか、実陽の好きなコーヒーか…」
「ドーナツは?」
「え?ドーナツですか?」
「うん!
○○にある、パン屋なんだけどさ!
中学ん時、あの近くにたまり場があってよく行ってたんだ。
そこのドーナツが好きでよく食ってたから」
「じゃあ…そうします」
パン屋に向かい、ドーナツを二つトレーに入れる。
「琢三くんは、いつも何を食べてたんですか?」
「俺?
俺は、これ!
ピザパン!
これ、好きでさ〜懐かしい!」
「じゃあ…」
ピザパンもトレーに入れた。
「え?」
「お礼です。
送ってもらうので」
淡々と言う、霞月。
「あ(笑)ありがと!」
(やっぱ、笑わねぇ…(笑))
「いえ」
そう言って、レジに向かう。
購入し、パン屋を出た。
ピザパンが入ったビニール袋を琢三に渡す。
「ありがと!」
「こちらこそ」
自宅マンションに向かう。
ゆっくり歩きながら、琢三が言った。
「あのさ」
「はい」
「“お礼です”っつうなら、もっと微笑んでよ(笑)」
「え?」
「なんか、お礼言われてる気になれねぇよ(笑)」
「あ…すみません…」
「いや、謝ることじゃねぇけどさ!
ついでに、もう一つい?」
「はい」
「敬語、やめない?」
「え……あ…そう、ですよね…
…………うん、わかった」
そう言って見上げた、霞月。
「……/////」
その表情に、笑顔が見えて思わず琢三は見惚れていた。