僕は彼女をこよなく愛している
「え……
あ…ご、ごめんね!!」
慌てて、謝罪する実陽。
「そうゆうの、二度と言わないで!」
「うん、ごめんね!ごめんなさい!!」
そして講義室に着くと、琢三と乃庵が手招きしていた。
いつもなら……
二人の所へ向かうのだが……
実陽の手を引き、琢三と乃庵の所へ向かった霞月。
「ごめんなさい、私達向こうで受けるから」
淡々と言って、実陽の手を引いた。
「え?え?
るなちゃん!?」
「実陽に教えてあげる」
「え?」
「言葉じゃ、伝わらないでしょ?
だから“態度で”教えるから!
覚悟しててね」
その日。
講義が終わると、実陽に言った。
「実陽のご両親に会いたい。
ご両親の予定に合わせるから、時間をとってもらって?」と。
その場で実陽が、母親に連絡すると“いつでも構わない”と言われ、二人は週末に会いに行った。
カジュアルフォーマルな格好の、霞月。
実陽にも、同じくカジュアルフォーマルな服を着るように言ってきた。
実陽はされるがまま、霞月に従った。
“とにかく、黙って私に従って”
そう言われたから。
電車で三駅。
そこから歩いて20分程の所にある、家。
「大きな家ね」
そう言って、微笑む霞月。
「うん、まぁね(笑)
あんな両親だけど、二人ともそれなりに稼いでるから!」
玄関を開け、声をかけると両親が微笑み出迎えた。
「いらっしゃい!」
「よく来てくれたね!」
「初めまして!
実陽さんとお付き合いさせていただいてます、吉條 霞月です。
今日はお忙しいところ、お時間を取っていただきありがとうございます!」
丁寧に頭を下げる霞月に、両親も微笑み「こちらこそ!」と頭を下げた。
リビングに向かい、ソファに向かい合って座る。
「これ…
○○のマドレーヌです!
甘さ控えめですが、とっても美味しいので!」
菓子折りを渡し、霞月が両親を見据えた。
「今日は……
実陽さんとの将来のことについて話に来ました。
私の話を聞いていただけますか?」
あ…ご、ごめんね!!」
慌てて、謝罪する実陽。
「そうゆうの、二度と言わないで!」
「うん、ごめんね!ごめんなさい!!」
そして講義室に着くと、琢三と乃庵が手招きしていた。
いつもなら……
二人の所へ向かうのだが……
実陽の手を引き、琢三と乃庵の所へ向かった霞月。
「ごめんなさい、私達向こうで受けるから」
淡々と言って、実陽の手を引いた。
「え?え?
るなちゃん!?」
「実陽に教えてあげる」
「え?」
「言葉じゃ、伝わらないでしょ?
だから“態度で”教えるから!
覚悟しててね」
その日。
講義が終わると、実陽に言った。
「実陽のご両親に会いたい。
ご両親の予定に合わせるから、時間をとってもらって?」と。
その場で実陽が、母親に連絡すると“いつでも構わない”と言われ、二人は週末に会いに行った。
カジュアルフォーマルな格好の、霞月。
実陽にも、同じくカジュアルフォーマルな服を着るように言ってきた。
実陽はされるがまま、霞月に従った。
“とにかく、黙って私に従って”
そう言われたから。
電車で三駅。
そこから歩いて20分程の所にある、家。
「大きな家ね」
そう言って、微笑む霞月。
「うん、まぁね(笑)
あんな両親だけど、二人ともそれなりに稼いでるから!」
玄関を開け、声をかけると両親が微笑み出迎えた。
「いらっしゃい!」
「よく来てくれたね!」
「初めまして!
実陽さんとお付き合いさせていただいてます、吉條 霞月です。
今日はお忙しいところ、お時間を取っていただきありがとうございます!」
丁寧に頭を下げる霞月に、両親も微笑み「こちらこそ!」と頭を下げた。
リビングに向かい、ソファに向かい合って座る。
「これ…
○○のマドレーヌです!
甘さ控えめですが、とっても美味しいので!」
菓子折りを渡し、霞月が両親を見据えた。
「今日は……
実陽さんとの将来のことについて話に来ました。
私の話を聞いていただけますか?」