モノクロ恋愛
「私、親切で2人きりにしたかったんじゃないの。ホントは2人きりでなんてさせたくない。でも見てられなかったんだ。」

きっと真はさっきの私と同じ気持ちだったんだ。

「すごく嫉妬して、詩織がすごい羨ましくて。詩織はすごい可愛くて頭もよくて、才色兼備だなってすごい思った。」

「えっ!?そんな私もてないしっ!!真の方が可愛いよ!!!!」

「ううん。ってか詩織のそういうところムカつく。」

「・・・え」

「自分がモテるって自覚しなよね。詩織見てるとイライラするんだもん」

「ごっごめん」

私はショックで下を向いた。

「でもそんな詩織が私大スキなんだよね。」

驚いて顔をあげると満足そうな、

ニカっと笑った真の顔があった。

「私、詩織の親友でよかったよ。みんなから言われるんだ♪詩織ちゃんの親友なんだね、いいな~ってね★」

真はウインクした。

「私も真が親友でよかったよー!!」


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