モノクロ恋愛
私はタオルを渡した。

「はぃ、おつかれさまーっ」

『え!?もしかして俺にタオルを!?』

「健悟以外誰がいるのよーっ??」

私は小さく笑った。

『うわっ、すげぇ嬉しいんだけどっ!!詩織からのタオルとか俺生きていてよかったぁー』

健悟は本当にうれしそうな笑顔で、

ガッツポーズをしていた。

「大袈裟だよ、もぉー」

私は照れながらも、

怒ったようにほっぺを膨らませた。

『大袈裟何かじゃないよ。本気で嬉しいんだ。ありがとなっ!!』

――――ドキッ―――

顔が赤くなるのが自分でも分かった。

だって今の笑顔は反則でしょ??




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