モノクロ恋愛
「そうだね。」

ホントはそぉ思っていない私がいる。

でもドキドキして私達みたいって思う私もいる。

どっちが本当の私なんだろう。


『今日も詩織、可愛すぎだから。』

そぉ言って正輝は私の唇に自分の唇をあてた。

長い、長い、キス。

お互いの愛の大きさが伝わってくるような。

正輝の愛がスゴイ伝わってきて。

私の愛も正輝に伝わってるのかな?

なんて思って・・・

唇を離した。

「私の愛ってどれくらいだと思う??」

って聞いてみた。

正輝はちょっと切なさそうな顔をして。

『知らねぇよ。逆に教えてよ!』

正直、困った。

私が困っていると正輝は悲しそうな顔をした。

そんな顔を見るのが嫌で―――――

正輝、そんな顔しないでッて私は正輝を抱きしめた。

やっぱ私は正輝に《恋》してるんだ。

「そんなの・・・世界の広さぐらいかな?」

正輝はハハってはにかんだ。

ちょっと照れて・・・

『俺は宇宙の広さぐらいかな?』


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