いじめ…くずれていく


あたしは、あてもなく街を彷徨っている。



家出してきてしまったものの、行く先は決まっていない。



とりあえず、こんな田舎から抜け出して、都会に行かなければ…。


そう思い、電車に乗って東京へ来た。


やはりここは夜でも眩しい。




駅のホームを降りると、見覚えのある顔があった。


芽亜利。


芽亜利がいた…。
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