いじめ…くずれていく
あれ…
あたし、宙に浮いてる。
「美優!何してるの?」
誰かに手をつかまれてる…。
上を見上げてみると…
「芽亜利!?」
そこには芽亜利がいた。
「やっ…離してよ!」
「嫌だ!美優に死んで欲しくなんかないよ!」
この子は…
「今更何を言ってるの?あたしはあんたのせいで、こんな自殺する流れになったんだよ?」
「あたしのせい……?」
「机にラクガキしたり、教科書をびりびり破いたり。あんたのせいで…」
「違う!」
芽亜利の言葉に思わず口を止める。
「あたし…確かに美優を無視してしまった……それは謝る。」
と言って芽亜利は一息ついた。
「でも…それは違うよ……あたしじゃないよ!」
えっ?
拍子抜け……。