ずっと…

―ピンポーン――



インターホンが鳴り、まだ少し微睡みの中にいた意識は確実に現実を受け入れさせられた。



『ハーイ!ったく…誰だよっ?』



ガチャリと少し乱暴にドアを開けた俺は
訪問客をちゃんと確認すればよかった…と、少しばかり後悔した


『あー…早紀』




「来ちゃった…拓也まだ寝てた?」


『いや、さっき起きた。』



「そっか、あっ!ご飯食べた?これ、コンビニでパンとか買ってきたからよかったら食べてよ」


『サンキュ…とりあえず上がれよ』


「いい?」


『あぁ。つーかここまできといて、それはねーだろ(笑)』


そう笑ってみせたら安心したのか


「おじゃまします」



そう言い部屋に上がった早紀だった。
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