恋愛と仕事の両立
「俊也に何言われたの?」

教室に戻ると美羽と直也に聞かれた。

「嬉しい事♪今度話すよ!」
「分かったぁ〜」


そうだ!

仕事の事美羽には教えなきゃ。

「藍李〜。マネージャーとかいないの?」

あっ…美羽めっちゃタイミング良くね!

「マネージャーの名前は『坂元翔太』クンだよ!元気で明るくて『翔太クンって呼んでね』って自分から言ってきたし(笑)」

「まぢ!?あははっ(笑)マネージャーさん面白い人で良かったね!」

「うん!めっちゃ良い人だよ。」

良かった。美羽、翔太クンの事気に入ってくれみたい。




そういえば、雑誌の発売明後日じゃん…。


早く見てみたい!
藍李どんな風に映ってんかなぁ…?


うわぁ〜!気になる!!














早く藍李も【加藤梨乃<カトウリノ>】さんみたいな人になりたいな。



※加藤梨乃とは、世界的大女優である。藍李は小さい時に加藤梨乃を見た事により、女優に憧れたのである。※


「やっぱ藍李ってさ、梨乃ちゃんみたいになりたいんでしょ?」

「うん…ってか美羽は良いよね…梨乃さんの親戚って…。」

「そっ、それは生まれ付きだからねぇ…。藍李ももっと有名になれば、梨乃ちゃんに会えるんだよ!今度藍李の事、梨乃ちゃんに紹介しとくし!」

「まま、まぢで!?ありがとう!」

「うん!うちら親友じゃん!」

「うん!ありがとう!」


―キーンコーンカーンコーン―


「ヤバッ!鐘なったよ!」


そう言えば…一週間ぶりだなぁ…。


「オッス!牧原一週間ぶりだな!元気だった!?」


藍李の隣の席の池田が話しかけてきた。

「チョリッース!元気もりもりだよ!」

「そっか!」


「みんなおはよう!
おおっ!牧原一週間ぶりだな!元気にしてたか!?」


この人は、藍李のクラスの担任で飯島先生。



「うん。めっちゃ元気だよ(笑)」


飯島ウケるわ(笑)
池田と同じ事言ってるし(笑)



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