モノノケモノ
「ただいまー」
帰ると、祖母がご飯を作って待ってくれていた。
「おかえりなさい。
どこに行っていたの?」
いただきまーす、と言って、煮物に手を付ける私に祖母が尋ねる。
「それはこっちのセリフだよー。
昼からどこに行ってたの?」
「お友達のおうちよ。
由香ちゃんお勉強してるみたいだからそっとしておいたのだけれど、帰ってみたら誰も居ないからビックリしちゃったわ」
友達。
誰だろ?
村長か?
「カナ爺と狸のところに行ってきたー。
あー!そうだ!」
急に大きな声を出した私に、祖母と秀がビクッとする。
帰ると、祖母がご飯を作って待ってくれていた。
「おかえりなさい。
どこに行っていたの?」
いただきまーす、と言って、煮物に手を付ける私に祖母が尋ねる。
「それはこっちのセリフだよー。
昼からどこに行ってたの?」
「お友達のおうちよ。
由香ちゃんお勉強してるみたいだからそっとしておいたのだけれど、帰ってみたら誰も居ないからビックリしちゃったわ」
友達。
誰だろ?
村長か?
「カナ爺と狸のところに行ってきたー。
あー!そうだ!」
急に大きな声を出した私に、祖母と秀がビクッとする。