モノノケモノ
ご飯を食べ終えた月浦さんは食器を持って出て行った。

客なのに食器を下げてくれるのか。

そして、すぐに戻ってきた。

もちろん食器は持っていない。

やっぱり台所まで持って行ってくれたみたいだ。

……待て、何故一度しか来たことがないであろううちの台所の位置を知っている。

……深く考えるのはやめにしよう。

ちょうど私と秀も食べ終わったので、秀の食器と一緒に台所に持っていった。

お茶を持って居間に戻る。
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