モノノケモノ
「お前が助けてくれたのか」
秀はこくりとうなずく。
族長は目を閉じ、長く息を吐き出した。
「まったく、こんなガキに助けられるなんて、俺も焼きが回ったな」
「そんなことより、大丈夫なんですか?
死んじゃったりしない?」
族長は、ははっと笑ってこっちを見た。
「この程度じゃあさすがに死なねぇよ」
緊張した空気がゆるんだ。
そして、私は空中にいた。
秀はこくりとうなずく。
族長は目を閉じ、長く息を吐き出した。
「まったく、こんなガキに助けられるなんて、俺も焼きが回ったな」
「そんなことより、大丈夫なんですか?
死んじゃったりしない?」
族長は、ははっと笑ってこっちを見た。
「この程度じゃあさすがに死なねぇよ」
緊張した空気がゆるんだ。
そして、私は空中にいた。